「京都市電」や浴衣姿の男女が行きかうさま(「浴衣で500円」と言うイベントが行われていました)が風景に馴染んで、なかなか良い趣向でした。
通りの入り口の脇には「京都七条巡査派出所」が置かれ、街の安全を見守っています。 交番の赤いランプとか桜の代紋って、明治の頃からあったのかしら??
その奥にある「札幌電話交換局」は重要文化財。 胴蛇腹を取り巻く花のレリーフは可愛らしいけれど、他には特に際立ったところがあるワケではなく・・・歴史的な価値故の重要文化財なんでしょうかね?
中に入るとさりげなくクルクル階段♪ しかし脇には資材が雑然と置いてあったり、手摺には脚立が立てかけられている始末。 床も修復されずにデコボコだったり・・・重要文化財の看板って、なんのためにあるんでしょう??
お隣の「安田銀行会津支店」は仮装写真館、「東松家住宅」は甘味処と行った具合に、レトロな建物を営業に使っているのもこの村の特徴です。 これが活気に結びついているのかもしれません。
「千早赤阪小学校講堂」では明治時代の立体写真が展示されており、実に楽しく拝見させていただきました。 屋内にカビかなにかの異臭が漂っていたのには閉口しましたケドw。
このエリアの一番の目玉はコチラの「東山梨郡役所」かと。 私の「見たい建物ランキング」でも第2位にランキングしていた建物です。
疑洋風(明治時代初期に西洋の建築を日本の職人が見よう見まねで建てたもの-Wikipediaより)にも至らない、和風建築に無理やりバルコニーなどの洋風エッセンスを盛り込んだ、勘違いっぷりが微笑ましい建物です。
木造建築の保存がどれ程難しいかを思い知ると共に、今も美しい姿を見せる寺院等は関わる人々がどれ程の誠意と真剣さで守って来たのかを考えさせられました。 それに比べると、明治村は朽ちるにまかせた建物の墓場です。
ここに至って、ここは建物の外観や街並みを楽しむための場なのだと割り切りました。 一処に長居はせず、窓から見える緑の建物に向かう事としましょう。 でもそれについては、また続きにて・・・。
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