そこで大活躍するのが村営バス。 15分毎に園内をグルグル回っているので乗り放題¥500-のモトは簡単に取れる上に、レトロな車内では村の案内アナウンスもあって実に便利です。 我々は「三重県庁舎」の前から乗車して、一番奥にある「帝国ホテル」まで、一気に移動しました。
直線を積み重ねた華やかで力強い姿は、スクラッチ煉瓦を主体に幾何学模様の彫刻が施された白い大谷石と透かし模様が入るテラコッタで彩られています。 この部分だけでもその片鱗を味わう事が出来ますが、もし全体が残されていたらライト作品の特徴である水平の積み重ねがもっと味わえたのでしょう。 東武ワールドスクウェアでは1/25のミニチュアで全貌が再現されているそうですが・・・。
透かしテラコッタのシルエットは非常に美しく、透かしの効果は確実に屋内での方が引き立っています。
この建物は事前の調査(?)で「見たい建物ランキング第1位」でありましたが、その期待に見事に応えてくれました。 「花子とアン」で連子と嘉納伝助がお見合いをしたのは、どの辺りだったのでしょう?
2階にはカフェがあり、フランク・ロイド・ライトの椅子に座ってお茶を飲むことができます。 このカフェに帝国ホテルが関与しているのかは不明ですが、名前が「帝国ホテル喫茶室」となっているだけで贅沢な感じがしますね。
この建物が村内で一番の活気が感じられる場所になっているのは、建物のネームバリューによる人の多さ以上に、このカフェが人の気配を色濃く醸し出しているお陰のように思います。
ポーツマス条約(日露講和条約)の調印で使用されたテーブルが展示されていますが、これは帝国ホテルとか関係がないような? でも建物に調和していたので良しとしましょう。
他にも当時のものと思われるテーブルや椅子が多数置かれていたり、窓や灯具もそっくり再現されており、本当にホテルを訪れているような気分に浸ることができました。 ゴツゴツ&ザラザラした雰囲気なので、私の持つ「寛ぎの空間」とはかなりイメージが違うのですがw。
先の「三重県庁舎」はやっぱりクールダウンのための建物だったのね、お陰で今は丁度良いテンションを保っていられます。 この調子で次に行って見ましょう! でもそれについては、また続きにて・・・。
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