2015年1月25日日曜日

日本政府専用機の後の国際線ターミナル

国内線のターミナルとを結ぶ無料のシャトルバスがあることに気付かず京急に乗ってしまいましたが、無事到着。 恥ずかしながら国際線ターミナルに入るのは、今回が初めてです。
そうなるとターミナル内部も色々と撮ってみたくなりますが、生憎この日は専用機狙いで望遠レンズしか持っていません。 「天井が代々木体育館みたい」などと話しながら、展望デッキに直行しました。


ココの展望デッキから見える風景は、広くて遠い! 先程まで居た第二ターミナルから見るのとまるで違う、羽田とは思えないのどかな風景でした。
この日は34Lへの着陸と23からの離陸が見えましたが、34Lは70-200mm+2X=400mmでも思い切りトリミングしなけばならず、23に至っては200-400mm+1.4X+1.4X=784mmでもトリミングに耐える大きさには撮れません。 どちらの滑走路も距離があるので、たとえもっと焦点距離の長いレンズでも霞みがかかってクッキリとした画は撮れそうにありません。



ここでのお楽しみは、様々な航空会社のバリエーション豊かな航空機が見られることかと。 日本のヒコーキは白いのばかり、たまに黒いのやジンベエやコアラ白クマが居るくらいで、同じような写真のオンパレードになってしまいますが、ここは実にカラフルです。



しかも広いエプロンをなにがしかがウロウロしているので、航空機が交差する光景が頻繁に見られます。 『本日のヒコーキの盛り合わせ』を撮りたいなら、羽田ではココは絶好のポイントですね。




しかし航空機を撮る醍醐味は飛んでいる時と離着陸の瞬間で・・・すぐに飽きてしまいました。 しかも当初の目的を果たして、とっくに放課後の気分です。 正午にはまだ少し時間がありますが、ガッつかずに打ち上げにしました。
出発から帰宅まで、たった4時間ではありましたが充分満足して、本日のお散歩はこれにて終了♪
→ 日本政府専用機
→ 日本政府専用機の後の第二ターミナル
□  日本政府専用機の後の国際線ターミナル

日本政府専用機の後の第二ターミナル

本日のメイン・イベント終了が判明したところで二人合流して、これからどうしようかと相談している最中でも、目の前でヒコーキが離陸したらそりゃぁ撮るよねぇw。
並んで撮っていればその場で作戦を練られるので、こんな風に同じ被写体をほぼ同時に、まるで異なる画角や風味で撮ることができます。 この面白さは、レンズ不足の不自由を補ってあまり・・・ないヨ、やっぱり画質が全然違うヨ!



そのままダラダラと第二ターミナルのデッキにいると、BRITISH AREWAYSとKOREAN AREが離陸して行きます。 そう言えば羽田空港は国際空港でした。
とは言ってもメインは国内の旅客機。 しかも複数の滑走路で離着陸が行われているので、外国の航空機が目の前を通るのは約1/2の確率。 もっと確実に外国のヒコーキを見たいと思ったら・・・そうだ、国際ターミナルに行こう!

かくなる次第で日本政府専用機を見送った15分後には第二ターミナルを離脱して、国際線ターミナルに向かいました。 でもそれについては、また続きにて・・・。
→ 日本政府専用機
□  日本政府専用機の後の第二ターミナル
→ 日本政府専用機の後の国際線ターミナル

日本政府専用機

前日のニュースで皇太子殿下のサウジアラビア国王御弔問のために運用される事を知り、二人で羽田に行ってきました。 前夜の予報では北風となっていたので、22・16L・23の使用が見込まれますが、22はなんとなくあり得ないと思い目指すは羽田空港第二ターミナル。 道連れは1XD&200-400mm1.4Xと、5D3&70-200mm+2X。
なかなか起きない娘は放ったらかして、我が家としてはかなり早めの9時過ぎに自宅を出発しました。 しかしバスが第二ターミナルの手前のカーブを曲がっている最中に、既に専用機がタキシーウェイに入って行くではありませんか!

バスが停留所に着くやいなや飛び降り、エスカレータを駆け上がりながらキャップを外したりフードを着けたり準備して5Fに着くと、もう専用機が目の前をタキシングして行きます。 直ぐにデッキに飛び出し・・・。
ニーヨンヨンは23の可能性も考慮してD側デッキの先端に向かい、ナナニィニッパは「C滑走路のタキシウェーを移動しているんだから16L」と決めつけてB側デッキをひたすら先に向かいます。
結果は16Lからの離陸で、D側デッキにいたニーヨンヨンは機体がC滑走路に入ったのを見て、走ってデッキの入り口付近まで戻りました。
最初から16Lを狙っていたナナニィニッパは、機首を上げた姿を真横で捉えられました! できればフワッを上がった所を真横で撮りたい所ですが、タイミングも角度もかなり上出来!と思ったのに・・・。 お尻気味のニーヨンヨンの方がずっと迫力があるのは何故!?


考えられる理由は以下の6点。
  1. 機体に光が当たっている面積が広い。
  2. 背景に建物があるのでスケール感がある。
  3. 背景を流したのでスピード感が出ている。
  4. ボディ性能の差。
  5. ウデの差。
  6. レンズ性能の差。
1と2は運次第、3は実は偶然の産物、4は今回はあまり問題にはなりそうにない、5は無視w、一番の問題は6です。
200mmでは全然足りないけれど、エクステンダー2Xを入れると解像がまるでダメなんですぅ。 我が家の望遠レンズ不足は、未だ解決できていませんでした。 100-400mmの2型、安くなれ~。


その後も機材の違いが見え隠れする画が続きますが、一度に微妙に角度が違うショットを得られたのは、二人体制の旨味と言えましょう。



この日は一日中見事な日本晴れでしたが、残念ながら霞みや低空域の黄ばみが多く、現像で頑張っては見たのですが、スッキリとヌケのある仕上がりにはなりません。 PLフィルターを使うなど工夫すべきなのでしょうか?
手前の機体の排気のユラユラを避けて撮る様な、そんな余裕も持ちたいです。



何はともあれ、行ってらっしゃいませ。
さてお次は随伴機と思ったら、なんと今飛んでいったのが後発の随伴機でした。 デッキ到着後1機やり過ごしただけで目当ての機体の離陸を見られて、超ナイスなタイミングと思っていたのですが、実は完全に出遅れていましたwww。 機体は同じなので、問題はないンですけれどね。

あっと言う間に目的を果たしてしまいましたが、まだ10時前。 数時間待ちを覚悟して家をでる寸前にガッツリ食べて来たばかりで、お茶をする気分でもありません。
帰宅するには勿体ないし、さてどうしましょう? それについては、また続きにて・・・。
□  日本政府専用機
→ 日本政府専用機の後の第二ターミナル
→ 日本政府専用機の後の国際線ターミナル

2015年1月4日日曜日

出張ついでの中之島⑥-大阪市中央公会堂ライトアップ

中之島に渡ってのメイン・イベントは、当然こちら。 ライトアップと言うには余りに暗いけど・・・昼間と違って時間で移ろう光の向きに振り回されることなく、建物の立体感がしっかりと見えて美しさが引き立っています。
特に電球色の光を浴びた赤レンガがマジック・アワーの空の蒼さに映える姿は、絵画よりも美しい光景でした。
この時間帯になるともう手持ちでの撮影は困難です。 そこで活躍するのが「豆袋 2号」のハズだったのですが・・・。
豆袋 1号」は非常に便利でしたが何しろ重たい。 そこでこの度はプラスチック製の枕の詰め物を使った1周り小さいものを持参しました。 しかしこれが全く粘りが無くて、アオリに耐えられません。 安定感がないので細い手摺の上で使うなどもっての外、地面でしか使えないので道端の植え込みを避ける事ができません。


限られた視点ながらも周辺を散策&撮り歩いていると・・・魔法でも掛けられたかのように公会堂がパッと姿を変えました。 なんと、これがライトアップの本来の姿でしたか!? 先程までのは、ただの街灯照明だったのですね・・・。
漆黒の夜空の中に赤レンガが浮かび、緑青を帯びたドームは自ら光を放っているかのように輝いています。 この光景は絵画を越えるどころか、幻想の世界のようでした。


一番豪華な正面も昼間とは違う表情を見せています。 でも明るすぎて、ちょっと書割りっぽいかもw。


最後に水面に写る姿を味わって、本日のお散歩はこれにて終了♪ さぁ明日は仕事始め。 今年も楽しく働いて、一生懸命遊びます。
→ 出張ついでの中之島①-日本銀行 大阪支店
→ 出張ついでの中之島②-大阪府立中之島図書館
→ 出張ついでの中之島③-大阪市中央公会堂
→ 出張ついでの中之島④-堺筋
→ 出張ついでの中之島⑤-界隈の夜景
□  出張ついでの中之島⑥-大阪市中央公会堂ライトアップ

出張ついでの中之島⑤-界隈の夜景

事前の調査で、この時期の大阪では『OSAKA光のルネサンス』と言うイベントが行われており、この界隈でも建物のライトアップをしていると言う情報をキャッチ! そこでお茶をしながら陽が暮れるを」待っていたのです。
しかしこう言う時に限ってなかなか陽が暮れてくれません。 いやそうじゃなくって、西の方は東京より陽が長いんですね。 17時近くになってやっと空が蒼くなり、街路樹のイルミネーションに灯が灯ったところで本日の第二幕の開始です。 といっても昼間散々歩き廻ったので遠出は諦めて、真っすぐ「浪速橋」方面に向かいました。


新井ビル
すると、昼間でもロマンチックな佇まいだったコチラ、ライトアップで一層ロマンチックになっています! こんな姿を見てしまったら、もぅ我慢はできません。 なりふり構わずバシャバシャしちゃいましたw。
相変わらずドア・マンさんがいましたが、観光客には慣れているらしくファインダーに入り込まないように気を使って下さいました。 ありがとうございます!


     


大阪証券取引所
大証は・・・これはライトアップしているのかな?? せめて内部をもっと明るくしてくれると、窓のアイアンワークが透けて綺麗だろうに・・・。
お正月だから、ライトアップもお休みなのかも・・・。


浪速橋
中之島に掛かる橋もこのイベントの重要コンテンツ。 昼間見ても豪華だった難波橋はライトアップに加えて、橋脚の裏側にイルミネーションを施して一層美しくなっていました。 このイルミネーションは様々に色が変わり、水面に描かれる鮮やかな模様は見ていて飽きません。
ちなみに帰りがけに気付いたのですが、橋詰のライオンは東西で阿吽になっていたのですね。

先程は地味に思えた大証も、こうして難波橋の向こうに見ると明るさのバランスが取れていて、綺麗でした。


水晶橋
この橋は中央図書館の北側にあります。 昼間見た時も橋脚のリフレインが美しいと思ったのですが、ライトアップされると水面の写り込みで魅力が引き立っています。
ここはスローシャッターで水面のざわつきを消して、この橋のもつ静やかな美しさを強調してみました。

その頃の中之島は?●!×♪△な光景になっていました。 でもそれについては、また続きにて・・・。
→ 出張ついでの中之島①-日本銀行 大阪支店
→ 出張ついでの中之島②-大阪府立中之島図書館
→ 出張ついでの中之島③-大阪市中央公会堂
→ 出張ついでの中之島④-堺筋
□  出張ついでの中之島⑤-界隈の夜景
→ 出張ついでの中之島⑥-大阪市中央公会堂ライトアップ

出張ついでの中之島④-堺筋

浪速橋
中之島と本土を結ぶ橋の中で、これは特に豪華。 欄干には市章の「みおつくし」、親柱にはメダリオンがあしらわれています。 面白いのは親柱の上のまん丸で、橋脚も丸いお団子の上に乗って、そこに聳える街灯にもまん丸ライト。
橋詰にはライオンが控えており、僅かに太鼓に傾斜する橋を一層豪華に見せています。


大阪証券取引所
「浪速橋」の南詰にあります。 角の部分が円柱状になっている構造は「旧第一銀行横浜支店」と似ていますが、印象はまるで違います。 余計な装飾を排しながら窓のアイアンワークは繊細。 とてもスタイリッシュで、大戦直前のものかと予想したらやはり昭和10年落成の建物でした。 現在は後ろに聳えるガラスのビルの低層部分となっています。



新井ビル
ちょうどおやつの時間なので、お茶ができるお店を探してそのまま境筋を進みました。
しかし正月休み最終日、大概のお店はまだお休みしている時期です。 それでもこれだけ立派な通りならチェーンのカフェくらいはあるだろうとダラダラと歩いていると、左前方にお洒落な建物が出現! 普通のビルの間に、いきなりですヨ!!
このお洒落っぷりは落ち着いたカフェか瀟洒なスイーツ屋さんに違いないと、横断歩道を渡って掛け込もうとしたら・・・なんとドアマンが立っているじゃありませんか。 旅行鞄にでっかいカメラをぶら下げたダサイ姿ではドレスコードに引っ掛かってしまいそうで、遠目にパシャリして指を咥えました。
証券取引所のあるお堅いだけのビジネス街かと思ったら、もしかしてここは「美しいストリート」かも? 先程までのおやつ探しの気分は吹っ飛び、キョロキョロ建物を探して進み続けます。


三井住友銀行 大阪中央支店
すると2ブロック先に、いかにも銀行と言った姿の白建物が見えて来ました。 「美しいストリート」の予感的中です!
柱頭に大きな渦巻きを持つコリント式の大柱、その上にはメダリオンと玄関にはペディメント・・・思いっきりの古典主義が銀行らしさ満点です。 こう言う美しいシンメトリーは、真正面から広角で思い切りアオると、ベタだけどやっぱり気持ち良いのよね!



高麗橋野村ビル
そのお向かいには、正反対の方向性に素敵な建物。 この色合いと独特の自己主張の強さは、大阪証券取引所と別の意味で昭和の匂い。
これまでこのテの建物はあまり好きではないと思ってきたのですが、なんだかこれは好き。


コニシ 不動産部・青山ビル
古典主義があるかと思えば昭和モダンあり、なんだかスゴイ通りだなぁと思っていたら、今度は純日本家屋が現れました。 しかもコレが旅館とか造り酒屋ではなく、不動産屋さんと言うのが驚きです。
そうかと思うと蔦に埋もれたロマンチックを通り越した建物もあったり。


生駒ビルヂング
極めつけがこの、アール・デコな昭和モダン。 同じアール・デコでも宮様のとは、解釈のしかたがまるで違っていますね。
見るからに時計店の建物ですが、現在は1階はレストラン・2階はオフィスになっているそうです。


予感を越える程に「美しいストリート」ですが、これだけ次から次へと美しいものが出て来ると、パシャリはお腹いっぱい、私はクタクタのハラペコです。 ここで折り返して、「高麗橋野村ビル」にあるチェーンのカフェに戻って休憩しつつ時間を潰しました。
さっさとホテルにチェックインすればいいのに何故ここで時間を潰したのかについては、また続きにて・・・。
→ 出張ついでの中之島①-日本銀行 大阪支店
→ 出張ついでの中之島②-大阪府立中之島図書館
→ 出張ついでの中之島③-大阪市中央公会堂
□  出張ついでの中之島④-堺筋
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→ 出張ついでの中之島⑥-大阪市中央公会堂ライトアップ