沖縄に行ったら嘉手納基地のF-15か普天間基地のオスプレイを見たいところですが、厚木や百里や入間と違ってどちらも車がないと行けない場所にあります。 どうしたものかと思っていたところ、瀬長島と云う那覇空港の撮影スポットを教えてもらいました。
調べてみると島と云っても橋が掛けられていてモノレールの赤嶺駅からシャトルバスが出ていますし、那覇空港は民間と自衛隊が共用しているので飛ぶか否か分からない米軍の基地と違って少なくとも民間機は見られます。 運が良ければ航空自衛隊のヒコーキも見られるかもしれません。 嘉手納にも普天間にも未練を残すことなく、沖縄最後の一日はここで過ごすことにしました。
前日の予想では雨が心配されていましたが、同行した晴れ男2名様のお陰で雨どころか薄日に恵まれました。 またこのポイントは北風運用の着陸機が見所なのですが、季節がら南風でも致し方なしと観念していたのに、運良くこの日は北風でした。
シャトルバスを「瀬長島(ホテル前)」で降り、是非とも那覇空港で撮りたかった機体の到着時刻に合わせてまずは
撮影ポイントAまで徒歩で移動します。 薄日と云っても沖縄の陽射しは強烈で暑い&梅雨の真っ只中の酷い湿気で弱音を吐きそうになりますが、次々とヒコーキが通過して行くのを眺めたりパシャリしたりすればまた元気が沸いてきます。
そうして到着したポイントは、マジ航路の真下です。 頭上を通過する機体は城南島で見るRWY22降りより低いかと。 ただし普通の橋の上なので電線や立ち木があり、障害物をを避けるか風景として上手く利用する必要があります。
程なくすると狙っていたジンベエジェット、キター! 横顔ならば羽田でもたまに見ることはできますが、お腹のコバンザメを真正面から撮りたかったんですよ~ぉ。
那覇空港の1日の便数は羽田の約半分ですが、羽田の滑走路は4本(離着陸それぞれ2本の滑走路を同時運用)ありますがこちらは1本なので、目の前を通過するヒコーキの数はほとんど変わりません。 しかも羽田では海外の航空会社の便の多くは夜中に離着陸するため、羽田では珍しい機体が次々と通過して行きます。
狙っていたのがもう一機。 羽田にも居るチャイナ エアラインですが、エンジンが4つ付いていますヨ、一部2階建てで背中が出っ張っていますヨ、ジャンボですヨ♪
狙っていた2機をパシャリしたところで、太陽の移動に合わせて先ほど来た道を戻ります。 その間にも次々とヒコーキが通過して行きます。
坂道をダラダラと登り、更にホテルの駐車場の脇の階段を登った公園が
撮影ポイントBです。
標高33mの瀬長島の頂上近くにあるため、ヒコーキが目の高さを通過して行きます。 滑走路を見下ろすというのもオツなポイントです。
見晴らしは良いのですが、目の高さのヒコーキを狙うにはポツポツと植えられた樹が思いのほか邪魔になります。 シャッターを切りながら数歩移動すれば済むコトなのですが、公園全体が結構な斜面でなかなかそうも行きません。 また椅子が一箇所しかない&屋根がない&自販機がない&トイレがないので、長居は辛いポイントです。
熱射病の危機感を覚えて「瀬長島ホテル」に駆け込んでしばし休憩してから、ホテル前の
撮影ポイントCでパシャリを再開。 ここからは空港に近づいてくる機体は見られませんが、空港全体を見晴らすことができます。
撮影ポイントCから階段を降りたビーチが
撮影ポイントDです。
ここは滑走路と同じ高さなのでなかなか見られない角度で離着陸を見ることができますが、滑走路からはちょっと遠いです。 この日持ち込んだ100-400mmではトリミングしてもこの程度が限界です。
そうこうしているうちに次第に空模様が怪しくなり、小雨がポツポツと降り出します。 雨に負けて晴れ男2名は一足先に帰投しましたが、その途端に雨が激しくなり雷まで落ち始めました。
幸い屋根付きの東屋があったのでそこで雨宿りしながらサクラジンベエの離陸を待ちましたが、直前でランチェンしてしまいはるか彼方の方にタキシングして行きます。 機体の小さな737-400は助走距離が短いため滑走路の奥の方で離陸してしまい、ちぃさーくしか見られませんでした。
ところで航空自衛隊のヒーコキは見られたのか?? それについては、また続きにて・・・。