2014年2月25日火曜日

夜の屋上観覧車

東急プラザ蒲田店屋上遊園地の名物の観覧車は、暗くなるとライトアップが行われます。 もうじき見られなくなるこの雄姿をカメラに収めるべく、会社帰りに寄って来ました。 今日のお供は1DXと16-35mmです。

3月2日の遊園地の営業終了を控えて、今週は観覧車が無料で開放されています。 それもあってか閉店間近の夕暮れ時と言うのに、なかなかの人出でした。
といっても大半はカメラを携えた大きなお友達でしたがw

ライトアップと言うより電飾と呼ぶべきでしょうか。 いくつか電球が切れているのはご愛敬。

2014年2月22日土曜日

東京国立博物館・表慶館-周辺の点描

日陰には未だに先週の雪が残って居ますが、上野恩賜公園の大噴水の脇には満開のヒガンザクラが一本。 色味のない風景の中で遠くからも目立って、沢山のカメラに取り囲まれていました。

東京国立博物館の敷地に入ると、何処からか梅の香りも漂って来ます。 香りを辿って行くと表慶館の裏手は一面の梅畑。
こちらは満開にはまだ間がありますが、真っ青な冬の空の下で白い花弁が柔らかく輝いていました。

今日も寒いけれど、春はちゃんと近付いているようです。





→東京国立博物館・表慶館-外観
→東京国立博物館・表慶館-レリーフ
→東京国立博物館・表慶館-内部
□東京国立博物館・表慶館-周辺の点描

東京国立博物館・表慶館-内部

玄関を入ると、いきなりのドーム! これは未来型アトラクションではありません、中央ドームの内部の写真ですよー。
手持ちの最大広角16mmで写しているのですが、これじゃぁ状況が分かりません。 少し引いてみますね。
多層構造になってる事はわかりますが、まだ全貌は分からないですね・・・。 もう少し引いて見ましょう。
ギリギリまで下がって、縦位置のギュイーンしまくりでやっと床と天井が一緒に写りました。 ここのドームは1階と2階でまるで雰囲気が違うので、天井から床まで写らないと全体の雰囲気が伝わりません。
国立科学博物館-日本館のドームは16mmで広角イヒヒと思えたのに、ここはこのデザインのせいで16mmではまるで満足できません。 でもCanonにはこれ以上の広角のズームレンズはなく・・・8mm魚眼で写すとどうなるんだろう? あれも補正でかなりの歪みを取ることが出来るとか・・・。 イケナイ欲望が湧いて来ます。


ドーム写真なら上下左右シンメトリー構図の写真が欠かせません。 しかし2階の回廊まで入れようとするとやはり16mmでは足りず・・・8mm魚眼で写すとどうなるんだろう? あれも補正でかなりの歪みを取ることが出来るとか・・・。 イカン、イカン。
発想を変えて32mm,105mm,140mmと、徐々にクローズアップして撮ってみました。

ドームの壁面の8つの装飾は裸眼で見るとレリーフのように見えますが、実は絵画でした。 この絵柄が外壁のレリーフ同様、全部異なっています。 凝っていますねー。


ドームにばかり目が行きがちですが、床はシャレたモザイクタイル。 壁面の窪み(衛兵がたつのでしょうか?)のシェル型の装飾なども綺麗です。
中でもウロコ模様に彩られたドアは私のお気に入りです。



この建物は以前は他の館と同様に展示スペースとして全館が使われていましたが、改修工事を経て昨年秋の再公開以降は、1階部分しか公開されていません。 しかも展示は行われておらず、休憩所としてのみ使われています。
ドーム奥の休憩所は展示室としては自己主張が強すぎる美しい部屋ですが、プラスチックのテーブルと椅子では寛げません・・・。

ドーム右手の部屋は閉鎖中。 左手の部屋は奥の部屋と基本的に同じ作りですが、展示室らしく装飾は控えめになっています。 窓も塗りつぶされており展示には向いているのでしょうが、建物見学には面白みのない部屋です。

2階にも展示室があるようですし、回廊から見るドームの姿にも興味が湧きますが、残念ながら現在公開されているのはここまでの1階のみ。
現場の警備担当の方に色々とお話を伺うと、改修工事後の再開間も無いのでまだ企画がありません・・・でも企画って普通2年とかかかるんじゃないの? 『以前は階段しかなかったので改修工事でエレベーターを着けました♪』と自慢げ・・・でも2階は公開してないからエレベーター意味ないよね。
色々と事情があるみたいですが、2階部分も是非とも公開して欲しいものです。


ないものを嘆いても仕方がないので、今見られるものを隅々見ようと左手の部屋を奥に進んでいくと・・・無粋な柵の奥に素敵オーラが見え隠れしています。 オーラの主はクネクネ階段を超えるクルクル階段、しかも優雅な鉄線の欄干添え!
はぁもうココから動きたくない、階段フェチは動けない!! へばりついて撮影していると、あっという間に時間は過ぎてしまいました。

レリーフを撮るのに陽が逃げてしまったのは、こうした次第でございます。
太陽がどうこう以前に、もう腕が上がりません、歩くにも脚を引きずり、レンズを換えるすら億劫。 そりゃぁ表慶館だけで3時間以上も楽しんでいたら、そうもなりますワ。
当初の予定ではこの後は本館を見て、平成館でハニワを写して、東洋館で仏像を拝んで、あわよくば都美術館に移動して日本画の展覧会も見ての、盛りだくさんの一日にする積りでした。 いやもう、どうにもムリっす。 本日はこれにて退散致します。
そんな往来で写した色々は、また続きにて候。

→東京国立博物館・表慶館-外観
→東京国立博物館・表慶館-レリーフ
□東京国立博物館・表慶館-内部
→東京国立博物館・表慶館-周辺の点描

東京国立博物館・表慶館-レリーフ

この建物の外壁はレリーフ満載で、見どころの一つとなっています。
玄関のレリーフのデザインはなんとなくロイヤルな雰囲気で、特に二階は奥の方まで精緻なレリーフで飾られています。


軒下にもレリーフずら~り。 しかも望遠でクローズアップにしてみると、どうやら全部絵柄が違うっぽい。 その絵柄も音楽・美術・芸能をモチーフにしていて、やたらと楽しい!
文明開化の頃の建物なので洋風被れなモチーフが大半ではありますが、その中に般若の面とかもあり、当時の人々が西洋に圧倒されながらも自分たちの文化に抱いていたプライドを垣間見た気がします。
作った職人さん達も、見たことのないヴァイオリンよりも、般若や木槌の方が気合が入ったのではないでしょうか??

私が建物を見に行く際は、最初は広角で撮影しながら外観&内部を一回り、徐々に望遠のレンズに換えてその都度一回りしします。 いつもはこのペースで大丈夫なのに、今日は内部が楽し過ぎて時間を掛け過ぎ、このレリーフ撮影に適した70-200mmに換えた時には既に陽が建物の裏側に廻ってしまっていました(涙
しかも既にクタクタで腕が上がらず、泣く々半分程で諦めましたが、いつか全部撮影したいと思っています。

そんなに楽しかった内部は、また続きにて・・・。
→東京国立博物館・表慶館-外観
□東京国立博物館・表慶館-レリーフ
→東京国立博物館・表慶館-内部
→東京国立博物館・表慶館-周辺の点描

東京国立博物館・表慶館-外観

久しぶりの雪のない土曜日、しかも晴天! こんな日は勿論カメラを持ってお散歩♪ 今日は年末に肩すかしをくらった東京国立博物館のリベンジ、特に表慶館です。
お供は1DXと16-35mm,24-105mm,70-200mmです。

前回は塀越しに見えるドームに指を咥えましたが、今日やっと白い壁に青銅色のドーム3つの全貌を見ることができました。 大正天皇のご成婚を記念して明治42年(1909)に開館した、日本で初めての美術館と言う来歴に相応しい、王子様の小さなお城のような佇まいです。
美しいシンメトリーを真っ向から捉えたいのですが、立木が多い上に高くて、なかなか良いアングルが見つかりません。


中央には大きなドームと立派な玄関。
尖塔を持つドームは、それだけで完成した美しさを持っています。

2階部分の奥に窓が見えますが、バルコニーになっているのでしょうか。 ここにあるイオニア式の柱が優美で、全体の雰囲気にも面白みを加えています。
階段の両脇には門番宜しくライオンが2頭はべっていますが、これが狛犬みたいに阿吽なのは世界共通? 日本固有?? 屋根の上からも、焔の鉢を頂いたライオンが睨みを効かせて、守護は盤石です。

     



建物の両脇には円塔があり、控えめな玄関になっています。 他の部分に負けないくらいにおめかししているのに、バランスのせいかなんとなく昔のポストっぽくて、カワイイの♪
立派な青銅色のドームも被っているのに、建物の下に行くと隠れてしまって見えないんですよ~。
   


左右の出っ張り?にはパルテノン風の飾りがされています。 ここにもイオニア風の柱が配されていますが、円柱は陰影が出てのっぺりとなりがちな壁面にリズムを与えますね。
破風にはレリーフが施されているのが見えます。 レリーフはココだけでなく、建物の前面の軒下にぎっしりと施されています。 これについてはまた後程・・・
□東京国立博物館・表慶館-外観
→東京国立博物館・表慶館-レリーフ
→東京国立博物館・表慶館-内部
→東京国立博物館・表慶館-周辺の点描