気持ちはわかるんだけど、わざわざ明治村まで来たんだから、明治の建物を見ようよぉ~。 二人を急き立てて、向かいの山に向かいました。
程なくすると「隅田川新大橋」が現れます。 橋詰の一部のみの移築ですが、装飾性に富んだ優雅な姿です。 装飾なんて橋としての機能には全く寄与しないのですが、街の雰囲気には大きな影響を与えるでしょうね。
レトロな橋の向こうにはレトロな建物が覗いています。 視界が一つの時代で覆われると言う贅沢! こうした眺めこそが明治村の醍醐味かもしれません。
橋の向こうに見える「内閣文庫」は1873年に赤坂離宮内に建てられた、現在の国立公文書館にあたる役割を果たした建物です。 大きな三角ぺディメントとそれを支える高さ7mの柱はパルテノン神殿を彷彿とさせる、堂々とした姿です。 結構汚れてはいるものの、石材の白さが神々しいですね。
ルネッサンス様式と言うらしいのですが、ネオ・バロック様式の赤坂離宮と並ぶとちょっとチグハグかもW。
「国際こども図書館」ほど豪華なものではありませんが、木製の手すりは綺麗に扱われており、図書館として機能していた頃の緊張感のある森閑とした雰囲気が伺えます。
玄関ホールの照明は質素ではありますがユニークなデザイン。 メダリオンも美しく、この扉を潜った瞬間に心身ともにSUTUDYモードに切り替わったことでしょうね。
「内閣文庫」の隣には不思議な建物。 これは「川崎銀行本店」」の一部のみを移築したもので、現在は展望台として使われています。
部分保存の方法には色々とありますが、LEGOモデルの分解途中のような切り取り方をしたものを見るのは初めてです。 大胆過ぎて善し悪しを判断できませんが、少なくともカサブタみたいに表面に張り付けるよりは良いかなぁ・・・。
周辺には「天童眼鏡橋」や「金沢監獄中央看守所・監房」もありますが、朝から重たかった空がとうとう雨粒を落とし始めました。 昼食を兼ねた雨宿りの場所に掛け込むのが最優先と言う事で全員の意見が一致し、この辺りは小走りで通過する事となりました。
途中赤レンガの美しい「金沢監獄正門」でだけは立ち止まってパシャリしました。
本日の昼食は「ロマン亭」でカレーやオムライスの洋食ランチ。 味は普通としか言いようがありませんが、本降りとなった戸外を眺めらがらの食事は満足感☆5つですw。
しかも我々が食べ終わるのに合わせたように雨が上がってくました! 休憩もしっかり取ったことだし、そろそろ次へと参りましょう。 でもそれについては、また続きにて・・・。
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