2017年2月25日土曜日

百草園②-つるし雛まつり

この日の本当の目的はコチラ、園内にある松連庵で行われている『つるし雛まつり』です。 近年は細かい作業をするには目が辛くて遠ざかっていますが縮緬細工は花子の隠れた趣味で、作るのも見るのも大好きです。 今回もいつも通りの華やぎを求めて出掛けましたが・・・いつもとは全く違う華やぎでした。
お細工一つ一つの美しさは勿論ですが、定番のモチーフも吊るしの糸の色をテーマに合わせたりビーズなど他の素材をアクセントに加えることで、これまで見たことのない美しさ。 正直言って、圧倒されました。




色彩の組み合わせの妙味も格別で、中でも「紅花染め」と呼ばれる作品は淡いピンク一色ながらも濃淡と布の素材感の違いだけで豊かなバリエーションを感じさせており、大いに感服しました。



また木の枝や実と云った、縮緬とはかけ離れた素材を使っての拵えも絶妙です。



他の季節の風物を扱ったものは縮緬ばかりではなく、秋の風情には紬、風鈴には絽、端午の節句には着物を解いたと思われる家紋が入った布と、素材にもとことんこだわりが感じられます。




いったいどなたの手に由るものかと出品者の方にお声を掛けると、中村恭子さんとその教室の生徒さんの作品だそうです。 縮緬細工は参考書籍が沢山出版されているのでこれまで「習いたい」と思ったことは無かったのですが、こちらのお教室ならば我も是非と初めて思いました。 しかしながら、八王子とあっては通うことは叶いません。
それでも色々なお話を聞かせて下さり、これまた楽しい時間でした。 誠にありがとうございました。
※ご本人の承諾を得て、お名前を掲載しています。


開け放たれた小屋での展示とあって風が撮影の大敵でしたが、陽光を浴びて鮮やかさを増した古布の彩りに心も華やぎ、ニコニコしながら本日のお散歩はこれにて終了♪

⇒ 百草園①-梅まつり
□  百草園②-つるし雛まつり

百草園①-梅まつり

この日の本来の目的地はこちら、「百草園」と書いて「もぐさえん」と読みます。 江戸時代に建てられたお寺の流れを汲む名園で、この季節には約50種500本のウメが咲くそうです。 最寄り駅は京王百草園駅、園のHPで「徒歩10分」とある道筋を歩き始めるとすぐに彼方此方からウメの香りが漂い、一歩ごとにウキウキが高まります。
しかしそれは束の間・・・道が徐々に坂になって行きます、しかも角を曲がる度に傾斜が急になります! やっと百草園の看板に辿りついてヤレヤレと思いながら矢印に従って角を曲がると、その先は登山道のような傾斜!! 手すりに縋りついてゼーゼー言いながら坂を上る最中ずっと断念し時を計っていましたが、すれ違うお年寄り達に『もうちょっとだから頑張って~』と明るく声を掛けられては、若者が途中で挫折するワケにも行きません。 必死の思いで入り口に辿りつくと、警備員さんが『いらっしゃいませ』ではなく『お疲れさま』と迎えてくれるといえば、その過酷さが伝わるでしょうか?
帰宅後に調べるとここは都内屈指の「激坂」に認定されている場所なのだとか。 「徒歩10分」は絶対にウソです、もしこれから行かれる方は聖蹟桜ヶ丘駅からタクシーに乗られる事を強くお勧めします!

入り口でしばし休憩してから入園すると、なんと園内も坂だらけ! そこに白やピンクや黄色のウメが咲き乱れ、ゼーゼーしながら坂を登ればそのまま極楽浄土に行ってしまいそうな風景ですw。
ピークは幾分過ぎているようでしたが、遅咲きの品種が見頃を迎え始めていて、充分な花の数でした。

命がけで辿り着いた感動を残すべく、すぐさまパシャリしますが・・・そう云えば花子はウメの写真が苦手でした。 何処をどう撮ればこの美しさを切り取れるのか、サッパリ見当がつきません。

背景を空にしてスッキリさせたり潰したり、色を混ぜたり、前ボケを被せたり・・・色々と試してみましたが、どの画も枝がキタナイ。
しかも縦構図ばかり。 横構図で撮っても後で見るとムダが多くて、切り落とすと縦構図になってしまったものも幾つか。




花子はウメが苦手なだけで写真が下手なのではないと思いたくて足元のフクジュソウやスイセンもパシャリしますが・・・うーん。



でもいいの、今日の目的地は百草園だけれど、本当の目的はウメではないから。 でもそれについては、また続きにて・・・。

□  百草園①-梅まつり
⇒ 百草園②-つるし雛まつり

ヤマトジェット

この日は本来の目的地に出掛ける前に、ちょっと羽田に寄り道。 道連れは1DX2に、50mm,100-400mm,100mmマクロです。

数ヶ月前、スカイマークにヤマトスのペシャルペイント登場と云うニュースを目にしました。 宇宙戦艦ヤマトが好きと云うワケではないのですが、無視できない程度には興味がある再放送世代。 その上休日に初フライトとあっては、羽田ジモティとしては参戦しないワケにはいきません。
しかし機材繰りのために前日フライトしてしまい、残念ながら初フライトゲットとはなりませんでした。


思えば2タミでパシャリするのは随分久しぶり、感覚を掴むためにヤマトの前にトレーニングした写真をペタリ。
元々逆光の時間帯に曇り空とあって盛り上がりはいまひとつですが、朝飯前のミッション完了は気分が良いものです。 ヒコーキ見ながら朝ごはんを食べて、本来の目的地に向かいます。 でもそれについては、また続きにて・・・。

2017年2月19日日曜日

羽田沖でジャンボ機の捕獲を狙おう!クルーズ

この日は空友のHさんにお誘い頂き、羽田沖でジャンボ機の捕獲を狙おう!クルーズに参加しました。 海上から羽田を離着陸するヒコーキを堪能すると云うクルージングです。
道連れは5D3,1DX,1DX2に、8-15mm,70-200mm,100-400mm,200-400mm1.4Xです。 潮風の中のレンズ交換は極力避けたく、5D3には8-15mmを着けっぱなしにしました。

コースは天王洲アイル駅近くの桟橋からスタートし、C滑走路沖を南下します。


D滑走路の東端をかすめつつ、A滑走路の南端と浮島の中間地点までの経路を一往復。
この日は終始北風運用で、C滑走路の離着陸、D滑走路の離陸、A滑走路の着陸がそれぞれ楽しめました。 地上のスポットからでは狙えない情景や、あり得ない方向を向いたヒコーキをパシャリパシャリ。


滑走路の近くを航行するのでヒコーキがドアップに撮れるのは良いのですが、かと云って寄り過ぎると海上撮影だと分かってもらえない画になってしまいます。  適度に引いて意識的に海面を入れる匙加減がなかなか難しく感じました。
また湾内とは云え意外と揺れるので、SSを高めに設定しないと手ブレてしまいます。


多摩川河口から見るA滑走路は、浮島からとは段違いの近さです。 うーん、この位置から16R上がりを撮ってみたい!


海上は空気が澄んでいるため、頭上を通過するヒコーキがクッキリ見えます。






この日はANAのスターウォーズ機3機が短時間の間に次から次へと離着陸するのを間近で見る事が出来ました。 思いがけぬ幸運に興奮しながらパシャシャシャシャ。




そしてメインディッシュは、クルージングのタイトルになっているルフトハンザ747-8の離陸。 船長さんが管制塔と絡む様に船を進めてくれたお陰で、地上からは絶対に見られない画が撮れました。
海上からのC滑走路はド逆光なのですが、海面のキラキラや機体上方から漏れるリムライト効果がキレイです。 ちょうど陽射しが色づき始めたのも、良い効果になりました。

そんなこんなで3時間のクルージングは終了。 良いきっかけを与えてくださったHさん、ありがとうございました。



モノレールで羽田に戻り見慣れた風景を前にすると、この日は夕焼けが幾分色あせて見えてしまいましたw。

初めての体験で反省多々ではありますが、大体の感じは掴めたので、次回参加する時はああしようこうしようと思い描きつつ、本日のお散歩はコレにて終了♪