2017年11月25日土曜日

厚木フライイン、するかも?

前日の夜、いつもお世話になっているIさんから「今日6機入ってきました」との情報がもたらされました。 主語とかありませんが、直ぐに「今日ホーネットが6機、厚木に入ってきました」の意味だと理解できてしまいました(汗。 同時に、米海兵隊のオスプレイが11月25日~12月3日にかけて物資輸送のために空母ロナルド・レーガンと厚木飛行場との間を往復と云うニュースも。

これはフライインの予兆です、しかもオスプレイが見られるかもっ。 通常ならば大喜びなのですが、この数日前にレーガン艦載のC-2A墜落のニュースがあり、オスプレイの飛来もC-2Aに代わって輸送業務を行うためのもので、手放しで喜ぶ気分ではありません。
展開するか否かちょっと迷いましたが、この状況だからこそ無事な帰還を祈るため、演習の労をねぎらうために早朝に出掛けました。 なによりフライイン&フライアウトは風物詩ですから。
道連れは1DX2に、100-400mmです。

と勇んで出掛けたものの、ホーネットの姿はさっぱり見られません。 仕方がないのでいつもならスルーのP-8に人が群がりますw。

時計は13時を回りホーネットのフライインには諦めのムードが漂い始めますが、かと云ってこの場を立ち去る気にもなれず・・・。 皆さん同じ心境だったようで、タッチ&ゴーを繰り返すC-130がこの頃から大人気にw。 花子も流行に乗ってスローシャッターの練習に励みましたが、うーん、なんだかピントがピリっとしません。 いつの間にこんなにヘタになったんだろう??


空が薄暗くなり始めたのに合わせてISO上限を上げようしたところ、なんとISOが1600固定になっていました。 この日これまでに撮ったのは主にプロペラ機、TvモードでSSは1/125~1/200、ピーカンの真昼間。 撮影画像のデータをみると、当然ながら絞りはF45とかF51とか見たコトの無い数字が並んでいます! 何度見直しても、数字の間に小数点はありません。
ずっとピントが甘かったのはコレが原因? これが「小絞りボケ」とか云うヤツですかぁ!?


そうこうしているウチに『オスプレイが岩国を出てRWY01降り』というニュースが駆け巡りました。 やっとフライインらしい機体の登場です。 すぐさま南エンドに向うIさんご夫妻の車に同乗させてもらって、花子もオスプレイを目指すこととなりました。
南エンドに到着したものの公園には人影がなく、駐車場にも先に南エンドを出たお仲間の車が一台も見当たりません。 とその時『RWY19降りに変更』と云うメッセージが着信! 車を止める事無く直ぐに北エンドに取って返す事となりました。 そういえば、車内にエアバンドレシーバーは2台あるのにどちらも電源を入れていなかったー(汗。


北エンドの公園の駐車場を目指して農道を走っている時に、頭上から耕運機のような音が聞こえてきました。 『犠牲者は一人で充分』と云うIさんの名言のもと女二名は車を飛び降り空に向ってパシャシャシャシャ!
「やっと撮れた、待ってて良かった」とはしゃぐ私達をIダーリンさんはニコニコ見つめながら『撮れなかった。』とポツリ。 犠牲になっていただき、ありがとうございました!

そしてここに帰って来られなかったC-2Aに、改めて黙祷。

直後にP-8が戻って来るとのニュースがありゴールデンアワーの中で撮れるかと待っていましたが、実際に戻って来たのは真っ暗になってから。 初めての厚木ナイト体験が出来て、これはこれでラッキーでした。
結局ホーネットは見られませんでしたが、オスプレイと厚木ナイト初体験で大満足の締めくくりではありました。 しかし北エンドの公園から最寄の相模大塚の駅までは歩道のない暗い道路を歩く必要があり、かなり不安があります。 そこでIさんに大和まで送っていただいて、本日のお散歩はこれにて終了♪ Iさん&ダーリンさん、ありがとうございました。

2017年11月24日金曜日

夜空

何度か夜空の撮影を試みているものの雲が入る事が多く残念な思いをして来ました。 そんな時、雨量だけでなく雲量まで予測するGPV 気象予報というサイトを知ったので密かにをチェックし、一晩中雲の無いタイミングを見計らっていたのですが、ようやくその時が訪れたので夜空の撮影をリベンジしました。
今回の設定は以下の通りです。
カメラ:EOS-1DX
撮影モード:マニュアル露出
シャッター速度:30秒
絞り:4
ISO感度:100
レンズ:EF11-24mm f/4L USM
焦点距離:11mm
長秒時露光ノイズリダクション:OFF


20:34から翌朝5:25までの982枚の画像を比較明合成しました。 若干雲が写っているものの8時間以上、つまり天球の1/3周分の星々の軌跡が撮れ、1年半前にACアダプターを買った時の思いをようやく成就するコトが出来とりあえず満足しました♪


と太郎は言いますが、自動合成した画像に花子は満足できませんでした。 「一晩中雲の無い」なんてぇ事がそうそうあるワケはなく、Photoshopのバッチを使って自動合成した上の画像を見ると、画面左下の部分では雲の手前に星の光跡が見えるというありえない状態になっています。 また地上も空と比べるとヤケに明るくて不自然です。

「比較明合成」は複数の画像画像をピクセル毎に比較して、いずれか明るい方を結果の色とします。 元画像よりも合成画像のピクセルの方が明るい場合は合成画像の色に塗りかえ、元画像の方が明るい場合はそのピクセルの色は変更されません。
実際の雲は流れますが、一度でも写った雲は合成結果で白いまま残り、そこに流れた先の雲が加わるため大きく広がった雲のようになってしまいます。 窓の明かりも一度灯ると消えることがないため、摩天楼のような明るさになります。

そこで雲が写っている画像を重ねる際には、雲を「消しゴムツール」で消しました。 これを自動でやる方法もあるのかも知れませんが、花子のPhotoshop知識ではアクションを併用しつつ手作業で行うしか方法が思いつかず、100枚程は手作業で行い、雲のない画像が連続している場合はバッチによる自動処理を行っています。
地面は全ての画像の合成が終わってから、全画像の最初の一枚の地面のみを通常合成で被せました。


太郎は全自動合成で満足していましたが、花子もこれでやっと満足。 これにて「一晩中雲の無い」夜空の出来上がり♪

秋バラ日和

秋バラは終わってしまったかも知れないけれど、50デブを欲しいと思ったきっかけの場所に自分の50デブで向き合いたくて、いつもの横浜イングリッシュガーデンに出掛けました。
道連れは1DX2に、50mm F1.2です。

懸念したのとは裏腹に、この秋の訪問の中では一番の開花状況でした。



秋晴れの空に低い光、春よりも一回り小ぶりな花は少女のように、残り少ない秋の陽射しの下で楽しいおしゃべりが止まらないみたい。


カタログでは最短撮影距離は45cmとなっていますが、実際にはAFが安定するには100cm程度必要です。 もっと大きく見せたい時にはクロップする覚悟で出掛けたのですが、季節柄花の状態は芳しくないため、アップで撮りたい場面はあまりありませんでした。



パシャリを重ねながら、気付くと花子も笑顔になっていました。 こんな幸福感をそのまま焼き付けた、そんな写真をいつの日か撮れるようになりたいな。



何時間でもバラと遊んでいたい気分ですが、向こうの空が分厚い雲に覆われ、バラに落ちる陽射しとのアンバランスさが不気味な雰囲気になってきました。 いつもならSEASON'S Cafeで一休みして、陽射しが色づいてからガーデンをもう一回りする頃合ですが、この日は幸せ気分のまま切り上げることにしました。
街に戻ってから空腹を満たして、本日のお散歩はこれにて終了♪

2017年11月19日日曜日

岐阜基地航空祭

品川から新幹線で向かった先は東海地方にある実家。 昨年同様前泊し、この日始発で岐阜基地航空祭に向かいました。
道連れは1DX2に、200-400mm1.4xです。

前日まで天気が心配されましたが、岐阜駅で朝焼けを拝めたので中止は無さそうです。
昨年と同じ時刻に最寄りの名鉄各務原市役所前駅に到着し、さぁここから長い行列に耐えるのかと身構えていましたが、今年は肩透かしな程すんなりと進んでセキュリティーを通過し、オープニングフライト前に南会場に辿り着けました。


雲は低くて多いのですが一部青空も見えます。 最初は上着を脱いでいたのですが、陰って陽射しが無くなると途端に寒さが身に沁み、ヒコーキを待っている間は2枚重ね着していた上着の1枚をひざ掛けにしないと耐えられない程に。 その分ベイパーが良く出たので、痛し痒しではあります。





昨年はひっきりなしに何かが飛んでいて盛りだくさんな印象だったのですが、今年は大人しいというか閑散としているというか、寒さに耐えている時間が長い様な・・・。




KC-767航過時に虹が架かったのはサプライズでしたが、陽射しが弱々しくクッキリと色が出なかったのがちょっと残念。
虹が出るというコトは雨が降っているというコトでもあり、ブルーインパルスがウォークダウンを始めた頃には西から厚い雲が迫って来ていました。 お天気観測係の5番機がまず飛び立って周辺を何度も旋回しましたが、「厳しい」という交信を聞いてやはりダメかと落胆。
結局ローパスを何度か繰り返し、最後にローリングコンバットピッチとコークスクリューで終了。 課目中にはとうとう小雨も降って来る始末。


室屋さんのソロアクロは雨も雲も関係ないヨって感じで独壇場でしたが、岐阜の華、異機種大編隊は状況悪化に伴いT-4キャンセル、F-4キャンセルとプランがどんどん下方修正され、結局C-1FTBとF-2とF-15の3機のみとなってしまいました。

去年楽しかっただけに今年も期待していたのですが天気には勝てません。 寒いし雨は降るしフライト規模縮小するし何より青空が無く割と散々。
我が家にとってコレが今年最後の航空祭だったのですが、今年の航空祭シーズンは週末のたびに天気が崩れ、勝率は2勝(松島入間)3敗(千歳航空観閲式・岐阜)。 なんだかなぁ・・・。


残念な思いで帰路につき、新幹線の中で爆睡しつつ本日のお散歩はこれにて終了・・・。