2013年5月4日土曜日

東京駅に敗れた日

昨年末にリニューアルして以来大人気の東京駅、カメラを換えてから初めてきました。
フルサイズの広々画面でとウキウキファインダーを覗いたのですが・・・全然幅が足りない。 APS-C の頃に使っていた 10mm-17mm のレンズは今度のカメラには着けられず、現在使える標準ズームの 24mm-105mm では、東京駅には全然太刀打ちできません(涙
新しい広角レンズが欲しいよぉ~、でも件のレンズは高いんだヨ! 手が出ないヨ! 覚えていヤがれ、東京駅(違


ついでに最近オープンした KITTE の屋上庭園からも。 外に出ると正面にドドーンとドームが見えて、圧巻です。 流石これだけ横からなら画面に収まりますし、建物の凹凸が良く見えて善い感じです。 屋根が重なるあうのも豪華です。
素敵な撮影スポットなのですが、欄干が高くてチビの私は背伸びしないとファインダーが覗けません。 安全を考慮しての高さなんでしょうけど、こりゃぁ困った。

KITTE では4Fの「旧郵便局長室」からも東京駅が見られます。 ガラス越しになってはしまいますが、目の高さが東京駅と一致して良いアングルです。


おまけ
KITTE 2&3F にある「インターメディアテク」のワニ。
パシャリとやった次の瞬間、お姉さんに「こちらは撮影禁止になっております」と叱られちゃったので、ココでは唯一の写真です。 「探検バクモン」では田中が写真を撮りまくっていたので、撮影OKだと思っていたのですが・・・ゴメンナサイ。

丸の内散歩-三菱一号館 中庭

クヨクヨしても視界は広がらないので、お散歩でもして気を取り直しましょう。 東京駅に敗れた傷心を癒すためには、自分の器にあった被写体に向き合うのが一番です。
幸いここ丸の内には、素敵な風景が沢山あります。

人間お腹が空くと悲観的になってしまいます。 まずはランチ・・・と言ってもどこも長蛇の列。 レストランの待ち時間はカメラで潰します。
花盛りにはまだ早いのですが、小さな草花は陽射しの中で煌めいていました。 広角はないけどマクロはあるから、ぐぐーっと寄って撮るもんね。


丸の内散歩-明治生命館

丸の内には世界を目指した時代の息吹を感じる建物が沢山あります。 中でもこちらは現在も明治安田生命保険の本社屋として利用されており、当時の活気がそのままに感じられる私のお気に入りの場所です。
平日は通常営業しているため、公開は毎週土・日曜のみとなります。

1階
一階は現在も平日は「丸の内お客様ご相談センター」として使われいるため、ラウンジのみが公開されています。 高い天井の下中央部分のスタッフエリアには最新のOA機器が並んで、見るからに現在の風景ですが、それを取り囲むラウンジのベンチは当時のまま。 柱や天井の装飾は豪華で、いかにも古の風情で世界の覇権を目指した時代の雄々しさを感じます。
大理石の床は永年踏みならされたしっとりとした風合いになっており、所々に埋まるアンモナイトを探して歩くのも楽しみです。




階段
直線だけのシンプルな装飾に対して、アーチを描く窓枠。 照明の辺り具合の成果もしれませんが、ココだけ他とちょっと違った印象。
往年のハリウッド映画に出てきそうな階段、私は好きです。


二階
会議室・応接室・食堂に使われていたスペースが、家具を配置して公開されています。 部屋の内部には入れませんが、豪華でありながらも威厳と機能性が感じられる男性的な印象。




外観
古典主義様式。 これでもかと並ぶ列柱にはエンタシスが施された上に、フルーティングという縦の模様で一層高さが強調されています。 すっきりとした体躯と、天井を支えるアカンサスの葉の装飾との豪華さの対比はまぶしい程です。
あまりの大きさで24mmでは画面に入り切りません、24mmではあの迫力を掴みきれません。

あぁ広角レンズが欲しい‼ 東京駅に敗れた傷心を癒すためのお散歩だったのに、これじゃぁ本末転倒だぁ。