それを聞きつけ気合い十分、1Dxと16-35mm,24-105mm,100mm Macroをお供におでかけです。
外観
葉の落ちている冬は建物巡りの絶好のシーズン、大きな県庁舎もこうして全体が楽々と眺められます。
右端にチラリとクイーンの塔も覗いています。 この位置からは見えませんが、左後ろにはジャックの塔も控えています。
テラコッタの外壁と緑青色の庇が印象的ですが、施された装飾も特徴的です。 建物に近付いてみると軒下や柱も幾何学的なパターンを繰り返した装飾がテンコモリ。
これはアール・デコの意匠でしょうか?
玄関ホール
ドアをくぐるとゆったりした玄関ホールがあります。 壁はグレーの大理石、天井はモルタルにペンキでしょうか白に塗られて明るい印象です。
豪華なシャンデリアに目が引き付けられますが、それを支える天井の装飾も非常に凝っています。 こう場所の装飾は丸や正方形・菱形をベースにしたデザインを良く見掛けますが、こちらのような長方形は珍しいように思います。 幾何学的なパターンとは少し違っていますが、これもアール・デコなんでしょうかね?
比べてモールディングは意外とあっさり。 その分梁を支える波が重なったような装飾が目立ちます。 これだけだとちょっと半端な角度にも見えますが、横のドアのアーチと合わせて、横の広がりが強調されているようです。
1階ホール
正面から入場したら、正面の階段の前で一度振り返って見てさい。 威風堂ドーンです!
玄関と同じデザインのシャンデリアが二重に見えて奥行きを豪華に演出し、ドアのガラスと欄間の透かし彫りが美しいシルエットの彩りを添えています。 柱の照明もシンプルでありながら端正で、天井の凝った起伏や装飾がクッキリと浮かび上がらせています。 柱の角に掘られた1本のラインも絶妙なアクセント、大理石の床に埋め込まれたテラコッタのタイルも見逃せません。
大理石の階段は綺麗に磨かれていますが、手すりに皮脂が染み込んで変色しているのが情緒満点です。
階段の入り口には宝相華(ほうそうげ)を透かし彫りにしたテラコッタ製の装飾灯が飾られ、欄干にも同じモチーフがあしらわれています。
その正面にはこの日は閉鎖されていましたが東西の玄関があり、その取っ手がまたシャレています。
さてそろそろ大理石の階段を上って行きましょうか。 しかしこの調子だとやたらと長くなりそうなので、二階から先は次回に続きます・・・
□神奈川県庁-キングの塔(外観~1階) →神奈川県庁-キングの塔(二階~屋上) →神奈川県庁-キングの塔(大会議場・第三応接室) |
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