2014年3月21日金曜日

横浜遠足⑤-旧第一銀行横浜支店

ランチを終えて外はドンヨリ曇り空、一方港方面の上空には青空が広がっています。 こんな時は迷わず明るい方に進みます。 先程楽しんだ旧横浜正金銀行本店本館(神奈川県立歴史博物館)を超えて進むと左手に旧第一銀行横浜支店の真っ白な姿が見えてきした。
1929年に建造された、半円形のエントランス&バルコニーが美しい建物です。 バルコニーにはトスカーナ式オーダーの列柱が据えられ、神殿の様な個性的な印象を与えています。
現在は横浜第二合同庁舎となっている場所に建設されましたが、2004年にエントランス&バルコニー部分のみを曳き家工法で移動、奥の部分は再建して横浜アイランドタワーの低層部となっています。

   


側面は2階までの吹き抜けを活かした、驚くほど高い窓が並んでいます。 梁がないためスッキリしており、白い壁と空の写り込みの青が美しく撮れました♪


現在はヨコハマ・クリエイティブシティ・センターとなっており、1階ホールはギャラリー・3階はセミナールームとして活用されています。 この日ギャラリーでは学生さんの終了展が行われておりましたが、許可を得て見学・撮影しました。
館内に入っての第一印象は、白くて明るい! ホールは両サイドの高い窓から陽光がタップリ差し込み、曇り空の下でも十分な明るさです。

入口より奥に向かって

奥より入口に向かって
上の写真はどちらも焦点距離24mmで撮影したものですが、同じ部屋とは思えない程奥行き感が違っています。
実はこの建物は三角州と言う立地に合わせて、建物もエントランス&バルコニーを頂点として奥に向かって広がる三角形をしています。 ちょっと前の云い方ですが「とんがりハウス」なのです。 天井のシャンデリアの数を数えて貰うと、この仕掛けが理解し易いかと思います。

ただ前述したようにこのホールの部分は移動後に再建されているため、建設当時からこうした形状だったのかは分かりません。 少なくともこの地では地形を生かした、面白い効果になっていると思います。
ホールの奥にはショップとカフェがあり、横浜で活躍するアーティストや横浜由来のドリンクなどが置かれています。 ホールでイベントが行われていない時はホールもカフェスペースになるそうです。
この日はグルメなマックスさんに拒否されましたが、訪れた建物のカフェのお茶で散歩を仕上げるのが好きな私としては大いに興味をそそられます。 美術館や博物館のカフェというと大概ショボくて値段に合わないものですが、ここは期待出来るかも。 今度はコッソリ一人で来て見よ♪

さて次の目標ができた処で、窓から覗く赤レンガに移動しましょうか。 遠足はまだまだ続きます・・・・。
→横浜遠足①-まずは道草
→横浜遠足②-旧横浜正金銀行本店本館 外観
→横浜遠足③-旧横浜正金銀行本店本館 内部&ドーム
→横浜遠足④-旧川崎銀行横浜支店
□横浜遠足⑤-旧第一銀行横浜支店
→横浜遠足⑥-帝蚕倉庫事務所&旧生糸検査所
→横浜遠足⑦-旧安田銀行横浜支店
→横浜遠足⑧-赤レンガ倉庫
→横浜遠足⑨-レールを辿って打ち上げ♪

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