事務所ですから実用的な作りですが、コンクリートと赤レンガの組み合わせを見ているだけで、私の心は弾みます。
簡素ながらも力強いエントランスや、庇に僅かながらの贅沢をした姿は、絹の輸出によって関東震災から復興しようとしていた時代の息吹を感じます。 ボロボロ具合も私の好みですw
奥には帝蚕倉庫もあります。 かつては4棟あったそうですが、現在残っているのはこちらのC棟のみ。 レンガの色が枯れて事務所よりも古びた風情が素敵です。
周辺の「北仲通北地区」再開発計画の中で保存の方針が取られていましたが、所有者が昨年方針を転換し現在は解体が検討されているとか・・・なんとも残念なことです。 赤レンガ倉庫からの立地も良いので、上手く利用すれば観光客を馬車道に誘導するランドマークにもなれそうに思うのですが。
ここまでの2つの建物の表には馬車道通りに面した旧生糸検査所があります。 先の記事でも書きましたが、この建物は一度解体された後、1993年に横浜第2合同庁舎の一部として再現させたレプリカです。
新館は裏側に増築する形で建てられており、横長の広々とした形状は正確に再現されているようです。 柱の上のレリーフは建設当時のものを再利用、ファサードは当時と同じデザインで再現されています。
しかしレンガの色が生々しくて、イタイタしい印象を受けてしまいます。 これでも30年くらいしたら風情のある色になるのでしょうか?
内部も再現されているのか気になります。 どうやら食堂や喫茶室は一般時でも入れるようですが、お役所の建物なので営業は平日のみ。 うーん、覗いてみたい!
ま、ココはちゃちゃっと次に行きましょう・・・・。
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