2014年7月26日土曜日

旧横浜英国総領事館-内部


外から見ると吹き抜けの迫力に押されて見落としていましたが、中に入ってから振り返るとドアの上のアイアンワークの美しいこと! 東西のものと雰囲気は似ていながらも灯具を埋め込み装飾性も高くなっています。

玄関を入ってすぐ右手には電話室があり、ピンク電話が置かれています。 今となってはこれもレトロな装飾ですw。 更に奥には西ドアが開け放たれており、スクラッチタイルの壁に鮮やかなシルエットを落としていました。
左手の奥には東ドア。 ここは〆切りになって薄暗く、室内の照明が使い込まれた床を照らして、抑揚のある照り返しが哀愁をそそります。
     


正面の奥にはかつての待合室が記念ホールとして使われており、この日は生糸の流通に関するパネルが展示されていました。
天井のファンは当時のものだそうで、壁には古めかしいコントロールパネルが埋め込まれていました。 椅子も背もたれのニスが所々すり減っていたので、もしかしたら当時のものかも、とちょっと妄想しています。


でもなんといってもクライマックスはテラス! 格子の入った窓にレースのカーテン、ロマンチックな椅子、窓に掛かる蔦の葉が落とす影を得た白壁と光沢のあるフローリング・・・。 もぅ、涎ジュルジュルですヨ。
片割れに「同じ写真を何枚も撮って、何が楽しいの?」と笑われたって構わない、西日を浴びて汗ダクになりながら、ひたすらパシャリしてしまいましたw。

     


エアコンはついていましたがドアが開け放たれているのでまるで効いておらず、かといって風が抜けるわけでもないので室内は蒸し風呂のような暑さです。 その上テラスに張りついて立ったりしゃがんだりを繰り返していたので、もぅ喉カラカラの汗だくです。
可愛らしいドアノブにウィンクで別れを告げて、今日のおやつに致しましょう。 でもそれについては、また続きにて・・・。

→ 旧横浜英国総領事館-外観
□  旧横浜英国総領事館-内部
→ 旧横浜英国総領事館-ペリーの庭
→ 旧横浜英国総領事館-往復の道草

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