2014年7月12日土曜日

不忍池のハス

梅雨明け宣言も聞かぬ間の台風が去ると、いきなりの酷暑です。 夏っぽくなれば気になるのがハス、そこで二人でお出かけしました。
お供は1DX&70-200mm、5D3&100mmマクロの一人一台一本体制です。 エクテンダーとか標準ズームも持って行ったのですが、汗ダラダラの手で取り換える気にはなれませんでした・・・。


実は私達二人とも、未だにまともに咲いているハスを見たことがありません。 そこでハスを見るコツを調べてみると・・・ハスって日の出と共に花を開き始めて7時頃全開となり、9時頃には再び閉じ始めてお昼には蕾の状態に戻ってしまうのですって! そして3日目には閉じ切らずに夜を迎えて、そのまま散るそうです。 昼間に探しても見つからないのも道理です。

そこでこの日は早起きして(と言っても休日の早起き=いつも通りの起床に過ぎないんですが)、9時過ぎに現地に到着しました。 ニュースなどでは既に随分咲いているように聞こえましたが、まだ早かったみたいです。 それでも初めて見る開いているハスには、二人とも大感激ですヨ。



ハスの写真と言うと、こんな具合にピンクの中央に黄色の花托が見えるものを思い浮かべますが、この日は生憎そんなお誂え向きの花には滅多に出合えませんでした。
やっぱりもっと早い時間に出かけないとダメみたいです。

諦めきれずに葉の下を覗いて見ると・・・緑が透けた光の中でこぼれ掛けの花弁が幻想的な色合いを見せていました。 表舞台から身を引いた女優が、往時と衰えを同時に愛しんでいる様な、儚く哀れな姿を美しいと思いました。
全盛の花よりも、この日の一番のお気に入りはこちらの風景です。


最後に定番のポジションからパシャリ。 それまでの間に撮った色々については、また続きにて・・・。

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