2014年7月27日日曜日

国際こども図書館-内部

大概の建物は玄関ホールが最も豪華で見所満載なものですが、この建物の旧玄関ホールはあっけない程地味。 天井飾りはセンスは良いけど小さくて、照明にいたってはただのペンダント。 旧廊下の柱のタイルは美しいのだけれど、モールドも無くてやっぱり地味。
もしかしてココは外面ばかりの見掛け倒し?

そんな戸惑いを覚えながら「世界を知るへや」に入ると、大きなダイヤ型のシーリングメダリオンに手の込んだモールドが目に飛び込んできます。 1階は天井が低い実用的なフロアで、装飾は閲覧室だけに絞っているようです。
     


ところが二階に上がると風景は一転します。
階段を登ると最初に目に入るこのドアは特に美しいものでした。 現在は事務室になっているため入室はできませんが、このドアを潜ると高揚感と共に身の引き締まる思いがするのではないでしょうか? 両手がふさがっているからと言って、足でドアを開閉しようなんて思わないですね。

旧廊下のドーム型の天井はモールで華やかに飾られ、重厚なドアも品の良い彫刻も施されています。
このフロアにはかつて「特別閲覧室」とした使われた部屋があり、現在も「第二資料室」として使われ一般に公開されてはいます。 ただし入室利用には利用カードが必要なため、この日は腰が引けて入室しませんでしたが、公式サイトによると高い天井を中柱が支える壮麗な部屋なようです。



三階には旧廊下は設けず、部屋が広めに作られています。
テラスに面した「本のミュージアム」はかつて「普通閲覧室」だった部屋で、この建物の中でもっとも豪華な部屋です。 外から見た時に印象的なアーチ窓はこの部屋のものでした。 窓際の柱も華麗ですが、奥にあるドア脇の柱は圧巻! うーん、あのドアの先はどうなっているんだろう・・・。
階段左手のホールはシンプルな作りですが、照明器具や柱下部の彫刻は充分豪華なので、用途に合わせてリフォームされたのかもしれません。
どちらも内部は撮影禁止なので、ドアの外からだけパシャりました。
     


こうして最上階まで上がってくるには当然階段を使うのですが・・・これがもぅタマラナイ! なのでそれについては、また続きにて。
→ 国際こども図書館-外観
□  国際こども図書館-内部
→ 国際こども図書館-階段

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