道連れは1DX2に、11-24mm,50mmです。
このレンズの良いところ、それはやはりなんと云っても11mmの広さ! 人混みの中でも、被写体のすぐ傍まで寄って漁樵の間の床の間全体をきちんとフレームに収められます。
しかし11mmの遠近感強調効果はハンパなく、被写体との角度が変わると見え方がメチャクチャ変わります。 このため撮影時には、(Yアップのワールド座標系で)Z軸回転による水平だけでなく、Y軸回転もシビアになります。
X軸回転も同様で、少しあおるだけでギュイーンとパースがついてそう広くはない室内が大聖堂みたいになってしまいます。 かといって変形ツールでティルトシフト風に変形してトリミングすると、折角超広角で撮った意味がなくなります(汗。
またこのレンズには手ブレ補正はついておらず、絞って被写界深度を深くして撮りたい場面にも関わらず開放F4で撮るしかなかったのが、かなり辛かったです。
手持ちで使うのはかなり難しく、また強烈なパースを生かした撮り方をしないと広く撮れるだけのレンズになってしまいかねない難物でした。 超広角に振り回されるばかりで楽しむ余裕などなく、各部屋を一通り撮って歩いただけでもうクタクタ。
しかし室内に並ぶ「福ねこ」が面白く、パシャリ欲が大いにそそられます。 でもそれについては、また続きにて・・・。
□ 目黒雅叙園①-超広角で百段階段 ⇒ 目黒雅叙園②-福ねこ at 百段階段 ⇒ 目黒雅叙園③-お気に入りニャンコ |
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