2017年5月6日土曜日

目黒雅叙園①-超広角で百段階段

先日ゲットした11-24mmですが、実は花子はまだマトモには使っていません。 どうせ使うなら直線で囲まれた場所でと思って調べると、目黒雅叙園百段階段で行われている「福ねこat百段階段」が写真撮影可能なイベントだったので、早速お出掛けしました。
道連れは1DX2に、11-24mm,50mmです。


このレンズの良いところ、それはやはりなんと云っても11mmの広さ! 人混みの中でも、被写体のすぐ傍まで寄って漁樵の間の床の間全体をきちんとフレームに収められます。

しかし11mmの遠近感強調効果はハンパなく、被写体との角度が変わると見え方がメチャクチャ変わります。 このため撮影時には、(Yアップのワールド座標系で)Z軸回転による水平だけでなく、Y軸回転もシビアになります。
X軸回転も同様で、少しあおるだけでギュイーンとパースがついてそう広くはない室内が大聖堂みたいになってしまいます。 かといって変形ツールでティルトシフト風に変形してトリミングすると、折角超広角で撮った意味がなくなります(汗。

歪まないのがウリのこのレンズ、障子建具など直線だらけの被写体にレンズを向けると結構たる型に歪みますが、Canon EF16-35mm F2.8L II USM と比べると驚く程まっすぐです。 しかも撮って出しを見ると綺麗に補正されており、現像に使用しているAdobe Photoshopのレンズデータでも綺麗にまっすぐになります。
またこのレンズには手ブレ補正はついておらず、絞って被写界深度を深くして撮りたい場面にも関わらず開放F4で撮るしかなかったのが、かなり辛かったです。

手持ちで使うのはかなり難しく、また強烈なパースを生かした撮り方をしないと広く撮れるだけのレンズになってしまいかねない難物でした。 超広角に振り回されるばかりで楽しむ余裕などなく、各部屋を一通り撮って歩いただけでもうクタクタ。
しかし室内に並ぶ「福ねこ」が面白く、パシャリ欲が大いにそそられます。 でもそれについては、また続きにて・・・。

□  目黒雅叙園①-超広角で百段階段
⇒ 目黒雅叙園②-福ねこ at 百段階段
⇒ 目黒雅叙園③-お気に入りニャンコ

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