2015年9月21日月曜日

秋田旅行3日目③-康楽館そしてお別れ

野を越え山越え、遥々この地にやってきた連れてきてもらった理由はこの建物。 かつて花子がLEGOにハマっていた頃に、この建物をモチーフにして「郵便局」と云う名のオリジナルモデルを作りました。 それ以来の憧れではありましたが、秋田では訪れる機会はあるまいと諦めていたところに、今回の秋田旅行の計画! いの一番に秋田市立赤れんが郷土館と共に、ここをリクエストしました。

1910年に小坂鉱山の従業員慰安施設として誕生し、現在も現役の劇場として活用されている重要文化財です。 沿道には色とりどりののぼりが掲げられ、当時の賑やかな様子が伺えました。


オリジナルモデルのモチーフにするほどに惹かれたのは、リズミカルな屋根の重なりと明取窓のアクセントでした。 洋風でありながらどことなく和風テイストが見え隠れする微妙さも、可愛らしいと思いませんか?
八角形の札売場もこの建物の大きな特徴ですが、何故か花子のオリジナルモデルにはこれがありません。 調べてみると札売場は一度解体され、1980年代に行われた大規模修繕で復活したそうです。 オリジナルモデルを作った際に参考にした資料は、この修繕以前の写真だったみたいですね。




洋風の外観とは一転して、内部は思い切り和風の「芝居小屋」となっています。 しかし天井だけはやはりちょっと洋風で、独特の雰囲気を醸しています。




棚からボタモチみたいな経緯で憧れの康楽館を訪れることができ、更に小坂鉱山事務所まで見られたのは欠伸にボタモチ(地図では康楽館と小坂鉱山事務所は随分離れているように見えますが公園を挟んでお隣同士です)みたいな幸福でした。
しかし幸福な時間もそろそろおしまい。 道の駅で「赤ずし」や「こばじゃソフト」を買い食いしつつ、一路空港に向かいました。

陽が西に傾く頃、秋田空港に到着。 よく食べ、よく見て、よくしゃべりの充実の3日間でした。 長距離を運転してくれたみなさん、事前の手配から旅行中の案内まで至れり尽くせりの幹事さん、本当にありがとうございました!
しかし竿灯は祭り当日の熱気を感じたいし、「虎皮巻き」や「あずきでっち」や「あげもの」など食べ逃したものも沢山あります。 再訪の予感があるので別れの言葉は「ほなっ!」と軽く済ませて、3日間の旅行はこれにて終了♪

→ 秋田旅行 1日目①-ボーイング787
→ 秋田旅行 1日目②-秋田市立赤れんが郷土館
→ 秋田旅行 1日目③-花よりダンゴ
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→ 秋田旅行 2日目-ナマハゲてババヘラ
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→ 秋田旅行3日目①-小坂鉱山事務所
→ 秋田旅行3日目②-重要文化財のハザマ
□  秋田旅行3日目③-康楽館そしてお別れ

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