2017年7月1日土曜日

東京国際フォーラム

1DX2のマウントが変形しているとなると、セットで使う事が最も多い100-400mmのマウントにもダメージの可能性があります。 もうじき始まる航空祭のシーズンを前にリスクは可能な限り取り除いておきたく、キヤノンサービスセンター銀座へ預けに行く事にしました。
道連れはコンパクトに5D3と40mmと思っていたのですが、花子は「東京駅あるよ」「東京国際フォーラムあるよ」「東京交通会館あるよ」と次々と広角撮影ポイントで誘惑して来ます。 惚れてる弱みに付け込まれた太郎は、すごすごと1DXと11-24mmを手に取りました。

手配を済ませランチをしたりレトロな建物を眺めながらの銀ブラをして、最初に辿りついた広角ポイントは「東京国際フォーラム」。
過去にも訪れた事はありますが、不思議な造形の細長い構造物であるガラス棟にまじまじと対峙して写真に収めるのは実は初めてです。
両端にある2本の柱が建物の全重量を支え、その長いスパンに渡らせた船底を思わせる逆アーチ状の桁で建物全体を支持し、その船の縁からガラスのカーテンを垂らしています。 バブルが産み落とした遺産とも云えるクレイジーな構造物ですが、被写体としては素晴らしいっ。

ひとしきり最下層からパシャリしていると、一方の端から長いスロープが伸びているのを発見。 導かれるままにそのスロープを登って行くと、もう一方の端で折り返し更に上に向かって伸びています。

ここまで来たならと建物の内壁を一周する様に更に登ると、10分もかかるコト無く最上階ラウンジに辿り着きました。 最上階から見る屋根の構造体は圧巻、超巨大なクジラか恐竜の骨格を思わせる風貌です。
この日は曇の多い白々とした空だったのですが、最上階まで辿り着く頃には陽が射し始め、ガラス越しに青い空と白い雲が美しく覗いていました。



当初は下から少しだけパシャパシャして次の広角ポイントに移動する積もりだったのですが、最上階まで続くスロープを見つけてしまったばかりに思いがけず長居してしまい、ここだけで制限時間いっぱい。 こんな事なら魚眼レンズも持ってくれば良かった・・・。
夜のガラス棟も魅力的だとは思いますが、今日のところは後ろ髪引かれつつ明るい内に帰路につき、本日のお散歩はこれにて終了♪

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