この日の新千歳空港のデッキは、一年で一番大砲が多い日だった事でしょうw。 航空祭を見てヒコーキで帰る人々は、みんな同じコースを辿っているようです。
背景は山と空だけと云うのはヒコーキが引き立って大変宜しい。 またターミナルが羽田と比べて滑走路端に位置しているため、いつもと違う角度からの画が撮れます。 滑走路が遠い上に、フェンスが高くて爪先立ちにならないとワイヤーがレンズのど真ん中を渡ってしまうなど、撮り易い環境ではありませんでしたが、羽田では見られない機体が色々と居て大いに楽しめました。
展望デッキにいるといつもの調子でつい時間を忘れてしまいますが、この後のフライトを考えると長居はできません。
ほどほどで切り上げて、まずはターミナルの北海道ラーメン道場の「空」で水分と塩分補給です。 ここでやっと合格ラインの味噌ラーメンを食べられて、初日の無念を晴らすことができました。 ビールもサッポロ黒ラベルってのが、大変宜しい!
お土産は定番のマルセイバターサンドとルタオのロイヤルモンターニュ。 他に評判が良いものを幾つか買って、ささっと完了。
楽しかったけれど一人旅、特に一人で行く航空祭は身動きが取り難くて疲れました。 ゆっくり座ってコーヒーでも飲もうと、余裕を持ってチェックインカウンターに向うと・・・チケットを取ってある便には「搭乗手続き中断中」の文字がっ! 大キャンセル祭りはまだ終わっていなかったーーーー!!
新千歳に向うはずだったJL523便が整備のため欠航になったため、折り返しのJL524便は機材待ちで出発の目処が立たず搭乗手続きも中断しているそうです。
直ぐにチケットを振り替えてもらいましたが、既に次の便は満席で21:00のANA便になってしましました。 2時間程の空き時間ができてしましましたが、朝から折れ続けた心にはターミナルに戻って遊ぶ元気は残っていません。 そのままチェックインして搭乗口に向って歩くと、風景があからさまに寂れて行きます。 不安に思って搭乗券を見直すと、そこには「AIRDOによる運行」の文字がっ。
新千歳でAIRDOに割り当てられる搭乗口は場末すぎて、カフェどころかベンチすら満足にありません。 新千歳だけでなく羽田でも搭乗口が端っこなんで、羽田からの最終バスに間に合いそうにありません。 こんな事なら旅行の荷物とお土産だけでも預ければ良かった・・・。
仕方なく自動販売機で買った缶コーヒーを飲みながら、地べたに座ってひたすら待ちますが、この便も機材待ちで20分遅れ。 いつもならば窓側の席じゃないとか機内でwifiが使えないとか、一くさり文句を並べるところですが、この日は離陸と同時にバタンキュー。 気付いたらもう羽田の上空にいましたw。
散々と云うか踏んだり蹴ったりを越えて踏まれたり蹴られたりの一日でしたが、なんとか無事帰宅。 本年の千歳基地航空祭はこれにて終了♪
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