2014年2月22日土曜日

東京国立博物館・表慶館-内部

玄関を入ると、いきなりのドーム! これは未来型アトラクションではありません、中央ドームの内部の写真ですよー。
手持ちの最大広角16mmで写しているのですが、これじゃぁ状況が分かりません。 少し引いてみますね。
多層構造になってる事はわかりますが、まだ全貌は分からないですね・・・。 もう少し引いて見ましょう。
ギリギリまで下がって、縦位置のギュイーンしまくりでやっと床と天井が一緒に写りました。 ここのドームは1階と2階でまるで雰囲気が違うので、天井から床まで写らないと全体の雰囲気が伝わりません。
国立科学博物館-日本館のドームは16mmで広角イヒヒと思えたのに、ここはこのデザインのせいで16mmではまるで満足できません。 でもCanonにはこれ以上の広角のズームレンズはなく・・・8mm魚眼で写すとどうなるんだろう? あれも補正でかなりの歪みを取ることが出来るとか・・・。 イケナイ欲望が湧いて来ます。


ドーム写真なら上下左右シンメトリー構図の写真が欠かせません。 しかし2階の回廊まで入れようとするとやはり16mmでは足りず・・・8mm魚眼で写すとどうなるんだろう? あれも補正でかなりの歪みを取ることが出来るとか・・・。 イカン、イカン。
発想を変えて32mm,105mm,140mmと、徐々にクローズアップして撮ってみました。

ドームの壁面の8つの装飾は裸眼で見るとレリーフのように見えますが、実は絵画でした。 この絵柄が外壁のレリーフ同様、全部異なっています。 凝っていますねー。


ドームにばかり目が行きがちですが、床はシャレたモザイクタイル。 壁面の窪み(衛兵がたつのでしょうか?)のシェル型の装飾なども綺麗です。
中でもウロコ模様に彩られたドアは私のお気に入りです。



この建物は以前は他の館と同様に展示スペースとして全館が使われていましたが、改修工事を経て昨年秋の再公開以降は、1階部分しか公開されていません。 しかも展示は行われておらず、休憩所としてのみ使われています。
ドーム奥の休憩所は展示室としては自己主張が強すぎる美しい部屋ですが、プラスチックのテーブルと椅子では寛げません・・・。

ドーム右手の部屋は閉鎖中。 左手の部屋は奥の部屋と基本的に同じ作りですが、展示室らしく装飾は控えめになっています。 窓も塗りつぶされており展示には向いているのでしょうが、建物見学には面白みのない部屋です。

2階にも展示室があるようですし、回廊から見るドームの姿にも興味が湧きますが、残念ながら現在公開されているのはここまでの1階のみ。
現場の警備担当の方に色々とお話を伺うと、改修工事後の再開間も無いのでまだ企画がありません・・・でも企画って普通2年とかかかるんじゃないの? 『以前は階段しかなかったので改修工事でエレベーターを着けました♪』と自慢げ・・・でも2階は公開してないからエレベーター意味ないよね。
色々と事情があるみたいですが、2階部分も是非とも公開して欲しいものです。


ないものを嘆いても仕方がないので、今見られるものを隅々見ようと左手の部屋を奥に進んでいくと・・・無粋な柵の奥に素敵オーラが見え隠れしています。 オーラの主はクネクネ階段を超えるクルクル階段、しかも優雅な鉄線の欄干添え!
はぁもうココから動きたくない、階段フェチは動けない!! へばりついて撮影していると、あっという間に時間は過ぎてしまいました。

レリーフを撮るのに陽が逃げてしまったのは、こうした次第でございます。
太陽がどうこう以前に、もう腕が上がりません、歩くにも脚を引きずり、レンズを換えるすら億劫。 そりゃぁ表慶館だけで3時間以上も楽しんでいたら、そうもなりますワ。
当初の予定ではこの後は本館を見て、平成館でハニワを写して、東洋館で仏像を拝んで、あわよくば都美術館に移動して日本画の展覧会も見ての、盛りだくさんの一日にする積りでした。 いやもう、どうにもムリっす。 本日はこれにて退散致します。
そんな往来で写した色々は、また続きにて候。

→東京国立博物館・表慶館-外観
→東京国立博物館・表慶館-レリーフ
□東京国立博物館・表慶館-内部
→東京国立博物館・表慶館-周辺の点描

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