2018年8月18日土曜日

東京国立博物館②-法隆寺宝物館・東洋館

東京国立博物館には常設展示が行われている本館と特別展が行われる平成館に他にも幾つかの建物があります。 この日はまだ一度も訪れた事のない2館も巡りました。

法隆寺宝物館
明治11年(1878)に奈良・法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された宝物300件あまりを収蔵・展示しています。これらの文化財は、正倉院宝物と双璧をなす古代美術のコレクションとして高い評価を受けていますが、正倉院宝物が8世紀の作品が中心であるのに対して、それよりも一時代古い7世紀の宝物が数多く含まれていることが大きな特色です。
7世紀と云ったら飛鳥時代終盤、美術=仏像の時代です。 展示も仏像のオンパレード、アルカイック・スマイルのオンパレード、重要文化財のオンパレードです。


なんだか教科書で見た事があるような気がする「伎楽面」も重要文化財のオンパレードでした。


こちらの「竜首水瓶(りゅうしゅすいびょう)」は国宝、これも教科書で見た事あるー。


東洋館
「東洋美術をめぐる旅」をコンセプトに、中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物を展示しています。
中央に吹き抜けのあるモダンな建物は1階に中国の仏像、フロアを上がるごとにシルクロードを辿るように西に進みます。

順路がインドに辿りつくと仏像がいきなり男前に! ゴータマ・シッダールタもこんな男前だから人気者になったのかも、とか思っちゃいました。


さらに西に進むとヒンドゥー教の仏像は目新しくて興味をそそられました。

他にも書や陶器、漆器、染織、エジプトのミイラと展示品は多岐に渡り、どれも興味深く面白いのですが、地理や歴史的背景を知った上で見たらもっと楽しめたのだろうなと不勉強を後悔しました。 一度ガイドツアーかなにかに参加してみようかな?


どちらの館も展示品は充実の極みですが人影は疎らなので、気に入ったものを心行くまでゆっくり眺める事が出来ます。 引退して時間に余裕ができたら、年パスを買って「今日はこの仏様を納得できるまでパシャリ」を重ねて、トーハク(東京国立博物館)・マイフェイバリット図録を作ってみたいなんて思いました。
ココまででお腹一杯に満足していたのですが、花子が「トーハクって云ったら根付なのを忘れてた!」と言い出し再び本館に戻る事に。 でもそれについては、また続きにて・・・。
⇒ 東京国立博物館①-「縄文―1万年の美の鼓動」
□  東京国立博物館②-法隆寺宝物館・東洋館
⇒ 東京国立博物館③-根付 高円宮コレクション

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