今回の設定は以下の通りです。
-
カメラ:EOS-1DX
撮影モード:マニュアル露出
シャッター速度:30秒
絞り:4
ISO感度:100
レンズ:EF11-24mm f/4L USM
焦点距離:11mm
長秒時露光ノイズリダクション:OFF
20:34から翌朝5:25までの982枚の画像を比較明合成しました。 若干雲が写っているものの8時間以上、つまり天球の1/3周分の星々の軌跡が撮れ、1年半前にACアダプターを買った時の思いをようやく成就するコトが出来とりあえず満足しました♪
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiSlt5zbKB1GOVVZelxlIH3zWFB-HX9XeehVX7IwSxf3zSQn8Fr8lc5TPaCuyWjsrT3P86jS10NlFu0cRbPauG7Lm-3hWnMs9g5pTDg4TyLi_fG7axQ22gwIkFRnRykCogGx7l0ydGGuek/s640-rw/171124_Org.jpg)
と太郎は言いますが、自動合成した画像に花子は満足できませんでした。 「一晩中雲の無い」なんてぇ事がそうそうあるワケはなく、Photoshopのバッチを使って自動合成した上の画像を見ると、画面左下の部分では雲の手前に星の光跡が見えるというありえない状態になっています。 また地上も空と比べるとヤケに明るくて不自然です。
「比較明合成」は複数の画像画像をピクセル毎に比較して、いずれか明るい方を結果の色とします。 元画像よりも合成画像のピクセルの方が明るい場合は合成画像の色に塗りかえ、元画像の方が明るい場合はそのピクセルの色は変更されません。
実際の雲は流れますが、一度でも写った雲は合成結果で白いまま残り、そこに流れた先の雲が加わるため大きく広がった雲のようになってしまいます。 窓の明かりも一度灯ると消えることがないため、摩天楼のような明るさになります。
そこで雲が写っている画像を重ねる際には、雲を「消しゴムツール」で消しました。 これを自動でやる方法もあるのかも知れませんが、花子のPhotoshop知識ではアクションを併用しつつ手作業で行うしか方法が思いつかず、100枚程は手作業で行い、雲のない画像が連続している場合はバッチによる自動処理を行っています。
地面は全ての画像の合成が終わってから、全画像の最初の一枚の地面のみを通常合成で被せました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg3gy6HY34fk0DHizJR_JJZDReDlbhHMq19NtKo2kKBd0wYO1aT74LC1MX2J956SCN9FP-zvNlv94rZvY1I_YedJ7t1Xju2pqvs0Z6SoSAIRUx5l6azlIdWcM_syMwwTb58qkWFwNjoRLE/s640-rw/171124%25EF%25BC%25BFHandmade.jpg)
太郎は全自動合成で満足していましたが、花子もこれでやっと満足。 これにて「一晩中雲の無い」夜空の出来上がり♪
0 件のコメント:
コメントを投稿