2016年2月6日土曜日

高尾山①-パワースポット巡り

この日は関西から上京している友人と高尾山にお出掛け。 道連れは5D3に、16-35mmと70-200mmのお散歩ライトセットです。

と云っても2人とも高尾山が何者なのか何があるのかの基礎知識はまるでなく、友人は「パワースポット巡り」、私は「高尾山でトロロ蕎麦を食べる」と云う曖昧な目標を掲げて、まずはケーブルカーで高低差271mを一気に登ります。
これで目標の半分には到達できたと思っていたのですが、周りにはお土産屋さんが数軒あるのみ。 展望台はありますが、八王子の街を見下ろしてもさして面白くはありません。
周りの人々の様子を伺うと、どうやら「薬王院→」とかかれた看板に従って進んでいるようなので、取り合えずその流れに乗ってみましたが「なに、コレほんまに山道やン!」と、友人と視線だけで会話したのは秘密ですw。

しかしこの山道がなかなかイカしています。 谷側には(一応)都内とは思えない程の深い森林があり、緑豊かな季節ならばさぞかし気持ちが良いことでしょう。 一方山側には剥き出しの根が走り、もともとこう云うモノが好きな私たちの血が滾り始めますw。



傍を歩いていたヒトの会話を漏れ聞いたところによると、この門からが薬王院の敷地だそうです。
まずは門を潜って直ぐのところにある祠にお参り、このロケーションに「健脚祈願&腰痛平癒」とは、気が利いていますw。 健脚のご利益に期待して「千手千眼菩薩」や「仏舎利塔」などをお参りしながら、山道を更に登り続けます。



ここまでに既にいくつもの仏像や祠にお参りして結構満足していたのですが、山門を潜るとそれどころの騒ぎではありませんでした。
龍を祭った社や「願叶輪潜」とか「オクトパス」とかあのテこのテの参拝所が次々と並び、もうどれが大本なのかワケが分からなくなった頃に渋さが魅力の「薬王院大本堂」が現れます。
お参りするにも「これはナムナム? それともパンパン?」と一々紛らわしいどころか、輪を廻したり叩いたりと云うものまであります。 奉納するものも鈴をぶら下げたり五円玉を括り付けたり、お守りも社ごとにあって驚く程の種類! このエンターテイメント性は、京都を遥かに凌ぎます。



更に進むと日光東照宮のような「飯縄権現堂」があって、その横にはお稲荷さん・天狗社・お地蔵さん・・・。 神仏混交に民間信仰まで、なんでもござれのバリエーションです。
そうなのか、高尾山薬王院は神さん仏さんのテーマパークなのか!! おかげで友人の目標の「パワースポット巡り」は、予想以上に巡れたようです。




険しい山道を登り続けて、広い薬王院の敷地を全て見終えて・・・あれ、これは高尾山の山頂ではないんですか!? 薬王院にもトロロ蕎麦のお店はたくさんありますが、ここで食べても本日の私の目標である「高尾山でトロロ蕎麦を食る」を達成した事にはならないじゃん! こうなったら、山頂まで登るしかないじゃないっ!!
薬王院を越えると後はひたすらの山登り、思わず会話も疎らになりますw。 なんとか頂上まで登り詰めたものの、富士山は厚い雲の向こうでガッカリではありましたが、「高尾山で太さが色々で伸びたトロロ蕎麦を食る」は達成しました!

最大の目的を達成した後は、往路とは違うコースを辿って遭難しかけた挙句に「千と千尋」みたいな壁際を歩いて再びケーブルカーで無事下山。 往復の途中で見かけた面白い様々については、また続きにて・・・。

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