令息寝室
最初の部屋で度肝を抜かれてしまいました。 この壁の色!
日本人の感覚から言うとトンデモナイ色なのですが、コレが驚く程に綺麗なのです。 フレスコ画法で塗られて居るそうで、独特の艶としっとりとした色合いが花窓とも調和していました。
現在は白木の家具を配して子供部屋に誂えてあります。 安っぽくなりがちのアイボリーの家具ですが、壁の色とマッチして幸福感の漂う空間になっていました。
 
 
 
客用寝室
「令息寝室」より一段深く青みがかった緑の壁が重厚な印象を与えています。 花窓の明るさが、まるで宝石の輝きのようでした。 カーテンやカーペットの色も、よく吟味されています。
しかしそれ以上に特質すべきは浴室。 花窓から差し込んだ日差しが壁の青いタイルに反射して、虹色の光が床や浴槽に落ちています。
 
 
主人寝室
こちらの壁は落ち着いたサーモンピンクで、あまり印象に残るものではありません。 まぁどこの邸宅でも往々にして書斎は豪華でもご主人様の寝室は影が薄いもので・・・。
 
婦人寝室
 
 こちらは華やかなピンクの壁。 一つ間違えると甘すぎて恥ずかしくなるような色ですが、見事に調和しています。
こちらは華やかなピンクの壁。 一つ間違えると甘すぎて恥ずかしくなるような色ですが、見事に調和しています。サンポーチには日差しがタップリと注がれ、幸福な時間だけが流れそうな風景。 窓辺の椅子に腰掛けてレース網みなんかをする奥様の姿に、ベーリックさんは何度も惚れ直したのではないでしょうか?
 
1階の広々とした居間や開放的なパームルーム、2階の各部屋の壁や花窓・・・。 願って叶うものではないけれど、「こんなお家に住んでみたい」と夢を見させてくれるお宅でした。
我が家も壁の色とか工夫したらステキになるかも、でもそんなセンスはないし、そもそも家具で壁が覆われたらオシャレも台無しなどと話しながら、次の洋館に向かいます。 でもそれについては、また続きにて・・・。
| → 横浜山手①-外人墓地から洋館めぐり → 横浜山手②-ベーリック・ホール1階 □ 横浜山手③-ベーリック・ホール2階 → 横浜山手④-エリスマン邸そして帰途 | 
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