2017年6月11日日曜日

横浜イングリッシュガーデン②-180mmマクロ、レビュー

帰宅して本日の撮って出しを見ていると、180mmマクロで撮影した写真の中にどうにもヘンな画像が散見されます。 左の画像では白い光の輪がうっすらと写っていて、ビックリ! 右の画像は四隅が黒くマスクが掛かったようになっていてビックリ!! (画像にマウスカーソルを重ねると現象が起きている場所がご確認いただけます)
RAWデータをPhotoshopで開いて「カメラプロファイル=Camera Standaer」とする以外は全てニュートラルで現像すると・・・どちらの画像も先ほどの異常は出ていません。
この現象が見られるのは1DX2で撮影した写真のみで、1DXでは1枚も該当の現象は発生していません。 そこで5D3も引っ張りだしてライブビューで検証するも、現象が確認できたのはやはり1DX2のみ。 ピントを最短距離に合わせると異常は出ないのですが、ゆっくりピントを無限遠側に移動させるに連れてフレームの外から光の輪が入って来て徐々に小さくなって行き、やがて消滅します。 F値を変えたときも同様で、開放だと最も顕著にこの現象が現れます。
1DX2との組み合わせ・F値は開放付近・ちょっと遠めにピントと云う3つの条件が揃うと、この現象は起きるようです。 ここまでの状況と画像データを纏めてシグマに送りました。

週が開けて直ぐに返信があり、この現象は既知となっており、「レンズ光学補正」をOFFにする事で回避できるとの回答でした。
弊社製品ではカメラ本体の「レンズ光学補正」機能の「周辺光量補正」「色収差補正」「回折補正」および、「歪曲収差補正」はお使いになれません。撮影の際は、これらの補正機能を「しない」でご使用ください。
補正機能を「する」にしてお使いいただくと正常な撮影画像にならない場合がございます。
また、他のカメラボディでも「レンズ光学補正」の機能はお使いになれませんのでご注意ください。

「レンズ光学補正」をOFFにする事で現象の回避は確認できましたが、このレンズを着けたらOFFで他のレンズならONだなんて、一々そんなコトやってられっかい!?
RAWデータではこの現象は出ていないので、このレンズはこんなモンと割り切って使って行きます。 まぁ、使用するレンズに関わらず常時OFFでもいーんですけどね。


また撮影時に「アンダー気味ではなく明らかにアンダーなショットが多発」したため露出を+補正して、撮って出しはそれなりの明るさになったのですが・・・RAWを見るとそれでもなお暗くてビックリ!
ヒストグラムの下半分程度しか使っていないので、露光量を上げるだけではコントラストが足りず、色々と弄ることになりました。

同じページに下記の症状が報告されていますが、1DXでも同じように暗いことを考えるとこのレンズの特性のような気もします。
【現象】
下記対象製品のご使用において、カメラの測光モードを「評価測光」または「中央部重点平均測光」に設定し撮影した場合、撮影画像が露出不足(露出アンダー)となる。

【対象製品】
SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art
SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM

更に周辺減光がハンパなくて、またビックリ!! 緑が青い上にドギツイとか、撮って出しで感じた解像感がRAWにはないとか、ビックリの大行進です。


ビックリの連続とは云えマクロレンズが増えたことで広がった可能性はプライスレス。 レンズの特性は騙しながら&現像で補いながら、我々の要望が満たされるマクロレンズがCanonから発売される日までは、このレンズと付き合って行くしかないですね。
小難しい話しはこれくらいにして、使い慣れたレンズで気軽に撮ったお花については、また続きにて・・・。

⇒ 横浜イングリッシュガーデン①-180mmマクロ、デビュー
□  横浜イングリッシュガーデン①-180mmマクロ、デビュー
⇒ 横浜イングリッシュガーデン③-ユリとアジサイ

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