2017年10月14日土曜日

1DX シャッタージャンプ

富士総火演の写真を見直すと、画像の上の部分が白くなって写真が何枚もある事に気付きました。 現象が発生しているのは太郎の写真=1DXのみのようです。
花子は以前にも何度かこうした画像を見かけた記憶があり、過去の写真を辿ってゆくとちょうど一年前「松島基地復興感謝イベント」の画像にこの現象が発生していました。 どうやら高温の中で連写を続けた場面で発生しているようです。

白くなる=露光過多=シャッターが閉じていないことが考えられ、詳しい事はともかくとしてもシャッターユニットに異常があることは間違いがないと思われます。 T先生をはじめとする知人に聞くところによると、シャッタージャンプと呼ばれる現象で、1DXではしばしば発生するようです。 このまま使い続けるとシャッター幕がバラバラに吹き飛んで他の部分まで壊れてしまう恐れがあるらしく、またこの後入間航空祭で連写しまくることもわかっているため、キヤノンサービスセンター銀座に持ち込みました。
上記の画像を見せると直ぐに状況は把握できたようで、修理期間は2週間、金額はおおよそ8万円(キヤノンフォトサークルの20%OFF適用で)との見積もりが出て来ました。

「形あるものはいつか壊れる」の言葉の通り、故障そのものは仕方がないと思います。 そのための費用が発生するのもやむをえません。
しかし「40万回の作動試験をクリアした、高耐久シャッター」を謳う1DXにもかかわらず、昨年の松島は12万回台、今年の富士総火演は17万回台とそれを大幅に下回る回数で問題が出ているという点にはどうにも納得がいきません。 このペースだと40万回に至るまでにもう2~3回同様の修理が必要になる可能性があり、また私の直接の知り合い数人で同様のケースが発生しているという頻度の高さから、この懸念は一層高まります。
「シャッターユニットの欠陥」の可能性がかなり高く感じられる状況の中で、ユーザーの使い方に起因しているかのような金額設定をするというメーカーの姿勢にも不信を覚えずにはいられません。
とはいえ修理はせざるえず、思いの丈は伝えつつ窓口に預けました。

最終的な金額は総額¥26,222-(税込み・そのウチ部品代金は¥10,680、フォトサークルの20%OFF適用価格)となりました。 当初の見積もりより随分安く済んだ辺りに何らかの配慮が感じられますが、欠陥を把握しながら事なかれ主義でやり過ごそうとしているようにも思えて、一層不信感が増す結果となりました。

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