2013年12月31日火曜日

大晦日は暮れゆく


パソコンのHDDが吹っ飛び、片割れの一方はやっと作った年賀状のデータが消えた・昨夜の現像が消えたと四苦八苦している中、もう一方の片割れは買いだしついでにパシャリを満喫しています。
「5D3+パンケーキ、毎日持ち歩きたい」とか「安いクセにいー色が出る」とか、楽しそうでよーござんすナ。

挙句の果てには、望遠レンズにエクステンダーまで持ち出して来ましたヨ。 いよいよ腰をすえちゃいましたな。

我が家の大晦日はこんな感じで、穏やかに暮れて行きましたとさ。

2013年12月29日日曜日

祝 2本目の白筒ゲット!

失礼、カミました。 否、見得を張りました。
正確には「EF40mm F2.8 STM」のホワイト・ボディ、所謂白パンです。

標準域の単焦点なのにF2.8と言う凡庸なスペックはそれほど物欲を刺激するものではありませんが、白い姿にはソソられてしまいました。
しかしこのバージョンは「Kiss X7(ホワイト)ダブルレンズキット」としてしか販売されておらず、レンズ単品で手に入れるためには新古・中古市場で探すしかありません。 我が家では日々ネットの海を徘徊して、この度やっと悲願(?)を達成いたしました。

購入動機は、ズバリ見た目ダケです。
そう言うからには徹底的に見た目に拘らなきゃ、と言う事で・・・赤枠のプロテクタを着けて、「Nikon ネジコミフード HN-3」でボリュームを出し、「Canon レンズキャップ E-72II」を被せます。
これで天下御免の赤鉢巻白筒にグレードアップ完了! ただし見た目ダケw

さてコレで何を撮りに出かけましょうか? 携帯性抜群なので、お散歩の良い相棒になってくれるコトでしょう。

2013年12月28日土曜日

上野恩賜公園-その3


不忍池の畔にて
何の知識も鍛錬もなく、ただAFと連写だけでこんなに動きのある写真が撮れちゃうんですか?  動物、中でも鳥って被写体として面白いかも!?

いや、難しさも半端ないですがっ。 思い通りの部位にピントが合わせられるようになるにはこれから一世紀くらい掛かりそうですし、それを計算通りの位置に納めるなんて三世紀はかかりそうです。
でも現像やトリミングをしながらでも善い感じに嵌ると・・・12コマ/秒が気になり始めたり、ヨンニッパが欲しくなる気持ちが初めて理解できたり。

静かにたたずんでいるだけでも微妙な筋肉の動きで羽根の奥に潜む色が見え隠れしたり、光の加減で瞳が攻撃的に輝いたりします。
うむ、面白すぎて危険な予感が漂います。

もっと普通の鳥ならば、公園中どこにでもいます。 人気の少ない辺りに行くと、カラスなんて怖いくらいにいます。

実は片割れが撮影したカラスの写真のあまりの失敗の多さに呆れていたのですが、見慣れた鳥でもいざ写そうとすると難しいですな。 急に動き出すし、センターフォーカスでは面白みのある構図とピントの山を両立できません。
馬鹿にしてスマンカッタw

ハニワの馬を撮るつもりのお散歩が、思わぬ方向転換&長旅になってしまいました。 まだ15時と言うのに冬の日は既に傾き、ユリカモメの吐く息が白くなってきました。
まだまだ電池もメモリーも意欲もありますが、きっとこれが程良い頃合い。 そう言えばお腹もペコペコ、夢中になり過ぎて昼食を忘れていましたねw 温かいものを食べて、帰りましょう。

はぁさて、年賀状の素材どうしよう???

上野恩賜公園-その2

護国院大黒天
東京藝術大学の裏手をしばらく行くと「大黒天」の表札が掛かった日本建築が見えて来ます。 これだけではお寺なのか神社なのか迷ってしまいますが、賽銭箱の上に掛かっているのが鐘(銅鑼?)だったので、柏手を打たずにお参りしました。 帰宅後に調べるとやはり「護国院」と言うお寺だと言う事がわかり、胸を撫で下ろしました。


上野動物園職員通用門付近
都立上野高校から動物園のモノレールに駆けての道は、クネクネと曲がったタモリさんが好きそうな下り坂。 「清水坂(しみずざか)=暗闇坂(くらやみざか)」と言うそうです。

五條天神社
公園沿いを道なりにすすむと、ギネス認定されそうなくらい短い太鼓橋があります。 短くても立派な欄干も擬宝珠もある、可愛らしい橋です。
境内では初詣の準備が整っていました。

花園稲荷神社
その奥には小さなお稲荷さんがあります。 お稲荷さんは朱くて可愛らしくて、なんとなく庶民の味方みたいなイメージがありますwが
鳥居が並んでいると、嬉しくなって必ずカメラを向けてしまいます。 朱色の繰り返しに日差しがおちると、一層その色が映えますね。


パゴダ&大仏
二つの神社を抜けると、公園内に戻ります。 ここまでは気付かずに上ってきましたが、かなりの段数。 上野って、本当に「上野のお山」なのだと実感しました。

そしてその先にもまだ昇りの階段があります。
頂上には繰り返し被災と再建を繰り返し、第二次大戦時に供出されて顔だけが残された上野大仏が祭られています。 神仏さえも喰い尽くさないと続けられない戦争って・・・。
隣に建つ関東大震災の50回忌に建てられたパゴダと相まって、感慨深いものがありました。

寛永寺
上野公園で一番有名な社寺仏閣と言うと、コチラをはずすワケには行きません。 でもどう云うのかアングルが掴み難く、満足できる写真が取れませんでした。
もうしばらくすると寒牡丹が見頃になりますから、その頃に再訪したいと思います。

清水観音堂
赤いけれどお寺なので、柏手は打たずにお参りします。 公園側は枝垂れ桜の枝が掛かっており、お花見の季節には絶景となるのではないでしょうか?
清水寺を思わせる舞台からは「月の松」越しに不忍池が見えます。 歌川広重の描いたものと比べると、うーんな姿ではありますが、風景に一層の面白みを加えてくれています。
   

舞台脇の階段を下りると、通りの向こうは不忍池。 弁天堂も見えています。
ハスは風情を通り越した姿になりはてていますが、池には野鳥が遊んでいます。 この写真は次回の記事にて・・・ うーん、年賀状の素材どうしよう???

上野恩賜公園-その1

この日は年賀状の素材のために、東京国立博物館に馬のハニワを撮りに出かけました。 ついでに博物館の建物も撮りたいので 16-35mm・100mmマクロ・70-200mm の三本、カメラは独り一台(5D3・20D)がお供です。
数日ぶりの青空に葉を落とした樹形が様々なシルエットを見せてくれます。 こっちも楽しげあっちも素敵、道草パシャリばかりでなかなか博物館に辿りつけませんw

東京国立博物館
そうこうしてやっと到着したものの、何だか様子がヘン。 正面にはフェンスが張られ、チケット売り場の窓口にはシャッターが下りています。 あぁぁぁ、国立ってことは「お役所」ってコトで、それは即ち客商売でも年末年始はお休みってコトじゃぁありませんか!?

まぁいいや、これも運命と思って本日は上野公園の散策に予定変更♪ 上野公園にはお花見や展覧会のために何度も来ていますが、そう言えば散策ってしたことがありませんから。

まずはそのまま国立博物館の外周見学。
憧れの表慶館だって、樹が裸のおかげで姿が覗けます。 青空に聳える真っ白な塔と緑青色のドームの美しさは思い描いていた以上に美しく、これは絶対にリベンジしなきゃ!

博物館動物園駅
国立博物館の外れに不思議な建物発見。 国会議事堂に似ていると言うかパゴダみたいと言うかふしぎなシルエット、焼け焦げの目立つコンクリートと相まって異彩を放っています。 近づいて看板を見ないと、これがかつて駅だったとは想像すらできません。

パルテノン神殿かと見まがうような柱と過剰な程の装飾、良いとか悪いとかいうより「?」と言うのが正直な感想ですw しかしこの環境には今時の無粋な建物よりあっているでしょうし、時代を物語る意向として残って行って欲しいですね。
今は駅としては廃止されていますが地下のホームはそのまま残されており、京成電車で通過する時に様子が垣間見られるそうです。 ワタシは何かのついでの時に見られたら、それでいーかな。


法隆寺宝物館の向かいは広い芝生になっています。 この公園は「芝生に入らないで下さい」の無粋な看板はありません。 最後に土の上を自由に歩き回ったのは何時だったっけと思いながら、スズメ蹴散らしカラスに追われながら足元の柔らかな感触を楽しみました。

旧東京音楽学校奏楽堂
その先にはサーモンピンクの洋館、木造の優しげな姿を見せています。 屋根は瓦葺きなのですが、壁の色と馴染んでとても自然です。
手の混んだ装飾は正面のファサードくらいなのですが、シンプルで幾何学的な壁面とバランスが取れており、可愛らしさが引き立っているように思います。
二階のホールには豪華なシャンデリアや国内最古のパイプオルガンがあって一般に公開されていますが、残念ながら現在は改修工事のため閉館中。 再開の日が心待ちにされます。


黒田記念館
スクラッチタイル張りの外装の色の鮮やかさが特徴的な建物。 玄関脇の壺が普通の邸宅風、一方イオニア式列柱は神殿風。 今の時点の私の印象は「?」なのですが、外観正面だけで判断を下すのは控えておきます。
しかしこちらも改修工事のため閉館中。 再開は2015年1月だそうです。

それにしても、樹が葉を落としていると見通しが良くて、建物の撮影にはうってつけですナ♪

国際子ども図書館
黒田記念館の手前で『国際子ども図書館』の看板を発見して、思わず駆け出しました。 実はこの建物は以前から訪れてみたい建物リストの上位にリストアップされていたのですが、遠いと思って出かけるのを躊躇していたのですが、なんのコトはない上野公園内ではないですか!
インターネットで見掛けた綺麗な階段に憧れていたのですが、なんと外観も素敵! ひとつ間違えると安っぽい結婚式場になりかねない甘さなのですが、綺麗にまとまってお姫様の離宮のような優雅なルネサンス様式を楽しめます。

しかしガラスのエントランスはムードブチ壊しですな。 現在改修工事中で大きなプレハブが立っていましたが、このせいで全体が見られないのが残念なだけでなく、こんなガラスが追加されるんじゃないだろうかと不安です・・・
改修工事中でも営業はしているので、日を改めて絶対にリベンジします!


東京藝術大学
立派な屋根瓦を乗せた日本建築があるかと思ったら、通りの向かいには潰れそうな古いレンガの建物もあり。 大学の歴史をそのまま物語っているような建物達が点在しています。

特にレンガの建物の丸い窓が可愛らしくって! フェンスによじ登って写真を撮りましたが、奥の方にも気になる建物が見え隠れしています。
大学の入り口には『見学禁止』の看板が立っていたけど、今時の大学ってそんなにセキュリティが厳しいものかしら? 美術学部ならツテはあるのですが、この建物は音楽学部らしいンですよ・・・ 取りあえず一度潜入してみて、つまみだされたら素直にゴメンナサイすれば良いかな。

公園の北側を歩き廻って疲れた処で、ちょっとコーヒーブレイク。 冷え切った体も温かなカフェ・ラテで温めました。
さて、これからどうしましょう? 折角だから公園を一周してみましょうか?

地図は持たずにアテもなく期待もせず、ただこの状況を楽しみながらお散歩を続けましょう。 そんな私達の目を、点在する野外彫刻が楽しませてくれます。
続きは次回の記事にて・・・ あ、年賀状の素材どうしよう???